今回で47回目を迎える『24時間テレビ』(日本テレビ系)が、8月31日から9月1日にかけて放送される。今年は看板企画「チャリティーマラソン」のランナーにお笑い芸人のやす子(25)が抜擢された。

当初、番組では市民ランナー参加型のマラソンを予定していた。しかし、台風10号の影響で《市民ランナーに参加していただく予定だったマラソンイベントは中止》と、公式サイトで発表された。やす子については、8月30日時点では《安全に配慮しながら実施する方法を検討中》とされている。

チャリティーマラソンは92年の番組リニューアルの際にスタートして以来、これまでにタレント、アイドル、お笑い芸人、スポーツ選手など、さまざまなジャンルの有名人がランナーとして長距離を走ってきた。

では、総勢50名以上の歴代のランナーの中で、視聴者の記憶に残っているのは誰なのだろうか。そこで本誌は、20代~70代の男女500人にアンケートを実施。「感動した/感動しなかった」と思われているランナーの調査を行った。本稿では「感動したランナー」の調査結果を紹介する。

まず3位にランクインしたのは、19年の水卜麻美アナ(37)だ。この年は4人のランナーがたすきを繋いで行う「24時間駅伝」で、水卜は第3走者として42.195kmを走り切った。第2走者のガンバレルーヤ・よしこ(33)からたすきを受け取ると、感極まって涙する瞬間も。途中、膝を痛めながらも、第4走者のいとうあさこ(54)にしっかりとたすきを繋いだ水卜アナの頑張りを称賛する声が多く寄せられた。

《タレントではなくアナウンサーなのに、マラソンランナーになったので度胸があると思ったと同時に感動しました》
《水トちゃんはアナウンサーなのに凄い努力をしていたと思います。ずっと見てました。さすがだなと思いました》
《スポーツをあまりしないイメージで、年齢も自分と近い女性が頑張って走っていたから》

2位に選ばれたのは、07年にランナーを務めた萩本欽一(83)。当時、番組史上最高齢の66歳での挑戦ということでも話題になった。ゴール地点では、“欽ちゃんファミリー“をはじめ、会場を埋め尽くした人々の大歓声に迎えられた萩本。惜しくも放送時間内のゴールとはならず、直後に放送された『行列のできる法律相談所』の番組内でその模様が生中継された。66歳という高齢で最後は足をふらつかせながらも、70kmを完走したことに感動したという声が多くあがっている。

《欽ちゃんが歳にも負けず懸命に走る姿に感動》
《年代的に体力の限界を超えた走りと思えた》
《高齢でビッグネームの挑戦だったのでインパクトがありました》

そして栄えある1位に輝いたのは、番組史上最多となる3度もマラソンに挑戦した間寛平(75)だ。92年、同企画の初代ランナーとして走行距離200kmに挑戦するも、人が集まり過ぎたことが原因となり、153km地点で完走を断念。しかし、翌93年に再挑戦し、見事200kmを完走した。そして3度目の挑戦となる95年には、東京から神戸間の走行距離600kmを1週間かけて走り切った。間のマラソンに対する“本気度”を評価する声ややはりが多かった。

《彼が芸能人のマラソンを世間にしらしめた人だと思うので》
《お笑い芸人の域を超えた真剣・真面目な取り組みに感動した》
《やはり、阪神淡路大震災のために走ってくれた、最近の意味があるのかどうか分からないのに走るランナーよりも確実に意味のあるものだったと思う。恒例行事では無かったことも初代だったこともあって、その感動は比較にならない》

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