コント日本一を決める『キングオブコント2024』の決勝戦が終わり、年末にかけて『THE W』『M-1グランプリ』など盛り上がりを見せるお笑い賞レース。さらに年末年始はバラエティ特番が目白押しとあって、芸人たちにとっては書き入れ時となる。

いっぽう最近では、過去に不祥事が取り沙汰された芸人の復帰も少なくない。

例えば元雨上がり決死隊の宮迫博之(54)は、10月7日深夜にスタートした冠番組『Beauty Man ~宮迫博之イケおじ宣言~』(テレビ埼玉)で5年ぶりの地上波復帰を果たしたばかり。だが世間の反応は好意的とは言い難く、不快感を示す声も少なくなかった。

不祥事を起こした芸人にとって、地上波復帰は切なる願いの1つだろう。しかし視聴者の反応は、テレビ局やスポンサーの判断を左右する場合もあるという。そこで本誌は、視聴者が「テレビで見たくない」と感じる“不祥事芸人”について、20歳~70歳の男女500人を対象にアンケートを実施した。

まず3位は、元ジャングルポケットの斉藤慎二(41)。

今月7日、不同意性交と不同意わいせつの疑いで書類送検されたことが判明し、吉本興業は同日中にマネジメント契約の解除を発表した。報道によれば、今年7月にロケバス内で20代女性に性的暴行をしたとされる。

いっぽう斉藤の妻・瀬戸サオリ(36)は、Instagramで一部報道内容を否定。しかし被害女性が弁護士を通じて瀬戸に反論するような声明を発表するなど、余波が広がっている。

事実関係はまだ明らかになっていないが、斉藤を“身勝手”と感じた人もいたようだ。

《自分自身だけじゃなく、被害者がいる不祥事だから》(40歳・女性)、《仕事場でしかも皆んなが使うロケバスでと聞いて気持ち悪いから》(64歳・女性)、との声が目立っていた。

また斉藤といえば、昨年8月、9月と立て続けに『FRIDAY』で不倫疑惑が報じられていた。そのため《過去に不倫もしていたのにさらに罪を重ねたから》(40歳・女性)、《初めてのスキャンダルじゃないしあまりにもひどすぎるから》(48歳・男性)と、印象がさらに悪くなったと感じた人もいた。

続く2位は、’20年6月に不倫騒動が世間を騒がせたアンジャッシュの渡部建(52)。’22年4月に『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)で地上波復帰を果たし、現在は配信番組やYouTubeを中心に活動を広げている。

しかし4年が経ったいまも、“多目的トイレ不倫”のイメージが尾を引いているようだ。

《不倫でトイレは、ダメ》(37歳・男性)
《自分の立場を悪用して 女性を騙し相手に悲しい思いを平然とさせていたので、 女性として怒りが込み上げる》(57歳・女性)
《行つた内容が恥知らずすぎて、とても許容できるものはないので》(64歳・女性)

もとは“すれ違いコント”で人気に火が付き、食通であることから“グルメ芸人”として単体でも引っ張りだことなった渡部。騒動以前はテレビのレギュラー番組を9本持ち、妻・佐々木希(36)との間に第1子を授かるなど公私ともに順風満帆だった。

しかし不倫が取り沙汰されてから、イメージは崩壊。さらに、相方・児嶋一哉(52)に対する“上から目線”な態度も問題視されていた。復帰後は謙虚な姿勢で仕事に臨んでおり、自虐ネタを披露することも。だがイメージ回復への道のりは、まだ遠いようだ。

《とにかく不快で仕方がなかった。そもそもの人間性も(テレビだけの判断だけど)あまり好ましくなかった》(54歳・女性)
《態度がデカくて嫌いだった上に、公衆トイレで性的行為を行っていたのが不快で顔を見ると吐き気がするから。とにかく不快で気持ちが悪いから。そう言った行為を行っていた人が人を笑わせられないから。自虐ネタにも無理があるから》(51歳・女性)

そんな2人を抑え、圧倒的な得票数で1位となったのは、芸能活動を休止中のフワちゃん。

もとは芸人として活動し、コンビ解散後はYouTuberの才能を開花。ブレイクのきっかけは、’19年4月に『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)に初登場したことだった。個性的なファッションとハイテンションなキャラで、一躍人気者の仲間入り。

しかし、度重なる“遅刻癖”や目上の人に対する“タメ口”は、視聴者の不評を買うことに……。またプライベートでのマナーの悪さも明るみになり、波紋を呼んでいた。決定打となったのがお笑い芸人・やす子(26)への不適切投稿だろう。

Xでやす子を侮辱するような書き込みをポストしたことは、すぐさま大炎上。

直後には降板ドミノとなり、収集がつかない事態に。フワちゃんはXでやす子に直接謝罪をしたこと、ポストは“誤爆”だったなど釈明するも、活動休止を余儀なくされてしまった。

騒動からまだ2カ月しか経っていないこともあり、過去の言動と相まって拒否反応を示す声が目立っていた。

《元々印象が悪くて、わがままなイメージしかなかったからもう見たくない》(48歳・女性)
《もともとあまり好きではなかったので、やっぱりこういう発言をする人なんだなと思って余計嫌いになった》(52歳・女性 )
《どの不祥事も嫌だけど、相手の死を望むような発言は冗談でも最低最悪》(26歳・女性)
《元々、声がでかくて大袈裟な言動があまり好ましくなかったが、人への思いやりを欠いた言動を、しかもSNSという顔が見えない場所で行ったことで、もう完全に無理な人物になったから》(33歳・女性)
《常識のある人なら絶対にやらない事をやってしまったと思います。相手を傷つけ、周りも不快にさせた。元々、芸風に品が無く、とても騒がしいと思っていたので、出来ればもう見たくない》(60歳・女性)

知名度が高いだけに、一度失った好感度を取り戻すのは至難の業のようだ。

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