「自粛生活を送っている生島さんですが、なんと坊主頭にしたそうですよ」
こう語るのは芸能関係者。
ハラスメント行為により芸能界を追われた生島ヒロシ(74)。
降板劇は突然のことだった。1月27日、TBSラジオはラジオ番組『生島ヒロシのおはよう定食』『生島ヒロシのおはよう一直線』から生島が同日付で降板となったと発表。
生島はこの日の朝の放送に出演しており、「今日で放送6千995回目。来週月曜で7千回!」と元気な声を届けたばかりだった。
「生島さんから複数の関係者に対するハラスメント行為が発覚し、この日の放送終了後に生島さんに突如降板が通達されたとのことです」(スポーツ紙記者)
生島は自身の名前を冠した所属事務所「生島企画室」(当時)のホームページを通じて次のようにコメントし、事実関係を認めた。
《私が友人から送られた不適切な写真をラジオスタッフに送ってしまい、女性スタッフから大変不愉快とのご指摘を受けました》
《朝の90分の生放送中、思わずスタッフに対して当たりがきつくになってしまったことがありました》(原文ママ)
そして生島企画室の役職を退き、芸能活動を無期限で自粛することに。2月には事務所も退所した。
「当時の生島さんは、落ち込みながらも事務所の引き継ぎ業務などで慌ただしく過ごしていたそうです。
それが一段落し、最近になってようやく元気を取り戻したといいます。周囲の人に“しゃべることを続けたい”“もう一度ラジオをやりたい”と話しているようです」(前出・芸能関係者)
ラジオを降板して以降、公の場には一度も登場していない生島。本誌は自粛生活について話を聞くべく、彼を直撃した。
――復帰に向けて動きだしていると聞いています。
「そのあたりのことは、もう少ししたらお話しできると思いますので……。いろいろな方から意見を聞くと、“6カ月がひとつのめどだ”と」
――反省の意を示すために坊主頭にされたそうですね。
「坊主頭にしましたよ。5ミリかな。もう伸びてきていますけど」
かぶっていた帽子を脱ぎ、その頭を見せてくれた生島。白髪交じりの伸びかけの様子からは、なんとも侘しい印象を受ける。
自粛中の生活について、生島はさらに続ける。
「実は自粛中は毎週お寺で座禅を組んでいまして。1時間ほどご住職とさまざまな話をしながら。そうするうちにご住職の剃髪を見て僕も頭を丸めることにしたんです。もちろん、反省の意味を込めて。
――26年間続けてきたラジオは放送7千回目前でした。
「ラジオを失ったのは本当に残念です。僕の番組のリスナーの方からもたくさん声をいただきましたし、新しい番組を見たり聞いたりすると“うらやましいな”とも思いますし。
でも、それもこれもひとえに身から出た錆ですね。この年でこんなことになってしまって、周りからは『しくじりヒロシ』って言われています」
自他ともに認めるしくじりだが、復帰には意欲を見せる。
「こういう形で取材をされるのは“そろそろ動け”ということなんですかね。僕の中では“再びチャンスがあれば”と思っています」
最後には笑顔を見せてこう語った。
「僕が問題を起こしてから時間もたっていたので、今日声をかけられて“俺?”とびっくりしましたよ。気にしてくださってありがとうございます」
“6カ月がめど”と話した彼の自粛生活はまもなく5カ月になろうとしている。本人は“そろそろ復帰を”という思いなのかもしれないがーー。
「パワハラやセクハラ行為を犯したタレントを起用するのはなかなか難しいのが現実。生島さんにオファーを出すラジオやテレビ番組はそうないでしょう」(前出・芸能関係者)
生島の軽妙なトークを心待ちにするリスナーもいるだろうが、彼の復帰は世間、そしてハラスメントの被害者にはどう映るだろうか。