膝を折り「おつらい思いをなさいましたね」などと、雅子さまは81~99歳の被爆者にお声がけをなさった。
6月19日から20日のご日程で天皇陛下と戦後80年を迎えた広島をご訪問。
20日のご予定の最後に原爆養護ホームの矢野おりづる園をお訪ねになり、高齢となった被爆者にお心を寄せられた。
19日には、平和記念公園をご訪問、原爆死没者慰霊碑に供花し拝礼された。
続いて被爆遺構展示館をご覧に。原爆投下以前には平穏な暮らしを送っていた市民の映像をご覧になったのち、それらの人の多くが被爆したとの説明に、陛下は思わず「痛ましい」とつぶやかれたという。
その後、原爆資料館をご覧になり、被爆者3人と被爆体験を語り継ぐ若い伝承者2人と時間をかけご懇談。
雅子さまの平和記念公園での慰霊は25年ぶりだったが、平和の尊さを改めてかみ締められていた。