7月下旬の真夏日、上下スーツ姿で神田明神の男坂を駆け上がる男性が。

俳優の堺雅人(51)だ。

’23年の大ヒットドラマ『VIVANT』(TBS系)の続編のロケに臨んでいた。

涼しい時季のシーンの撮影だったのか、“汗をかかないように”と指示が飛び、カットがかかるたびに控室へ。撮影の待ち時間には氷嚢を両脇に挟んでいた――。

6月に’26年のTBS日曜劇場枠で『VIVANT』の続編が放送されることが発表された。

シーズン1では、1話あたり1億円ともいわれる制作費が投じられ、堺をはじめとして、阿部寛(61)や、二宮和也(42)、二階堂ふみ(30)、役所広司(69)など超豪華キャストが集結。最終回の視聴率は19.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の大ヒットを記録した。

続編も一大プロジェクトのようだ。芸能関係者が明かす。

「7月上旬にクランクインしたそうです。ドラマが来年7月期に放送され、さらに12月には劇場版が公開される予定だと聞いています。

日本のトップ俳優たちが出演するため、スケジュール調整が大変なのだとか。堺さんは来年1月に別の映画の撮影が入っているそうです。

たとえば役所さんは現在、Netflix作品のロケを行っていて、11月ごろに合流する予定だといいます。

そのため海外ロケの日程もまだ決まっていないと聞いています。

原作・演出を手掛ける福澤克雄監督(61)が既に台本をあげていて、カット割りなども細かく決めているため、時系列に関係なく、タレントのスケジュールの都合がついたシーンから撮影しているそうです。

撮影は来年の4月までかかる想定で、前作を超えるためにも、1話1億円以上の制作費がかけられるのではないでしょうか」

日本の民放ドラマ史上最大の制作費をかけ、10カ月にわたって撮影される『VIVANT』。冒頭のロケでは、神田明神の鳥居前でお辞儀するシーンも撮影していた。

「作中で、堺さん扮する特殊部隊『別班』の乃木憂助は、神田明神の近くに住んでいて、毎日お参りをしています。プライベートでも、堺さんは故郷の宮崎県宮崎市にある神社に高校時代から定期的に訪れているそうです。

続編発表時に『一日でも早くやりたかった』と語っていた堺さんですので、神田明神に戻ってきて続編を撮影することができた感謝と、10カ月にわたる長期ロケの成功を祈願したのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)

商売繁盛の御利益があるといわれる神田明神。堺の祈祷で再び大ヒットを巻き起こすことができるのかーー。

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