肺炎で逝去した歌手・橋幸夫さん(享年82)の通夜が9日、東京・文京区の無量山傳通院でしめやかに営まれた。
デビュー曲『潮来笠』や吉永小百合とのデュエット曲『いつでも夢を』の大ヒットで知られる昭和の大歌手だけに、700人以上の人が参列。
「金髪のオールバックにティアドロップ型サングラスをかけたスーツ姿と、見た目は確かにATSUSHIさんにそっくり。会場でも『これからATSUSHIさんが来られます』とアナウンスされましたから、間違いなくご本人だろうと。しかし、囲み取材の第一声が『ものまね芸人です』……。報道陣たちも呆れて、苦笑いするしかありませんでした」(スポーツ紙記者)
マイクを向けられたRYOは、「橋さんとお会いしたことはあるんですけど、お付き合いはないです。親交はないです」と明かしたのだ。
9日の夜にXを更新したRYOは、《傳通院にて橋幸夫さんのお通夜 報道陣関係者の皆様に勘違いをさせてしまい大変申し訳ございませんでした。僕はEXILE ATSUSHIさんではなくEXILE ATSUSHIそっくりのRYOです。失礼致しました。橋幸夫さんのご冥福をお祈り致します》と釈明した。だが……、
「通夜の会場の立て看板の横に立ったり、報道陣に囲まれる姿も投稿。取材に応じる様子を3分にわたって撮影させた動画までも添えられていました。
橋さんを偲ぶ場でのハプニング。橋さんの葬儀委員長を務めた「夢グループ」石田重廣社長はRYOの参列を事前に知っていたのか? 石田社長本人を直撃すると、意外な答えが……。
――RYOさんがものまね姿で参列しましたが?
「今回(通夜)はウチの方からは誰にも“来てください”とは言っていませんので……。ただ、みなさんに来ていただいただけで私は嬉しいです」
――今回の騒動について社長はどう思っていますか?
「お線香をあげに来てくれることは嬉しいですから……、ところでRYOさんは誰のものまねをする人なんですか? ATSUSHIさん? ああ、私も自分のことでバタバタしていてよくわかってなくて」
ーーRYOさんをご存じなかったのでしょうか?
「そうです。すみません」
多忙なところ誠実に答えてくれた石田社長。天国の橋さんも苦笑いしているのだろうか。