2月8日投開票の衆院選で、新聞各社の情勢調査で優勢が報じられている高市早苗首相(64)率いる自民党。最後の追い上げとして、高市氏も連日全国各地を飛び回り、2日は新潟県上越市に入り、新潟5区から立候補している自民党の高鳥修一氏(65)の応援演説に駆けつけた。

冒頭、高市氏は批判を浴びている解散の意義について、自身が訴え続けてきた「積極財政の重要性」を説き、「初めて自民党の公約に私たちの長年願っていた責任ある積極財政という言葉が入ったんです」と強調。

続けて、「そして皆さんの守るための大切な取り組みにはお金をかけます。地元には陸場自衛隊の駐屯地もあります。本当に地域の皆様の守り神でもありますよ。やっぱり彼らは命がけで国防という尊い任務に当たっておられる」と述べ、こう語りかけた。

「憲法になぜ自衛隊を書いちゃいけないですか?彼らの誇りを守り、しっかり実力組織として位置づけるためにも当たり前の憲法改正もやらしてください」

ここで会場からは拍手があがるなか、高市氏は「今、憲法審査会も会長は残念ながら野党です。違う党の方がやってらっしゃる。もう全然進まない。この状況を打開させてください。今申し上げたような形で必ず日本を安全で豊かで成長する国にしていく。そのための大転換を私は行ってまいりますんで」と、力強く憲法改正の重要性を訴えた。

自民党が公式HPで公開している憲法改正草案では、九条について、「自衛隊の明記」や「内閣総理大臣を最高指揮官とする国防軍の保持」などが記されている。

また、大規模災害や外部からの攻撃といった緊急事態の際に、内閣が法律と同一の効力を持つ「政令」を制定することができる「緊急事態条項」の新設なども盛り込まれている。

1月19日の衆院解散意向を発表した会見で、「政府が提出しようとしている法律案、これもかなり賛否の分かれる大きなものでございます。だからこそ、国会が始まる前に国民の皆様の信を問いたい」と、選挙で信任を得られた際のビジョンを語っていた高市氏。今回の演説で語った「憲法改正」が“賛否の分かれる大きなもの”かは明らかにされていないが、国民の間でも議論がわかれるテーマだけに、SNS上では賛否あわせて議論が沸騰。

そして、真っ向から異議を唱えたのが、シンガーソングライターの春ねむり(31)。1月
24日にYouTube上に高市氏や自民党を批判する楽曲を発表し、25日にはXで《「選任されたら重大な法案を通すけどその中身はみんなには選挙前には教えません!」って公言する政治家をファシストと呼ばない意味がわからない。典型的な民意ガン無視のファシストだよ!》と綴るなど、批判的なスタンスとして知られていた春。2日午後10時過ぎにX上で、高市氏が憲法改正を訴えたニュース記事のリンクを引用した上でこう綴った。

《軍隊を持つことが禁じられている憲法を変えて、軍隊を持つことを可能にしたい理由、「戦争」しか考えられないけど(「自衛」は自衛隊でもできるから)………この人を当選させたい人は、いずれ徴兵されたり、戦争に行って人を殺したり、自分が殺されたりしたいのか?》

この投稿は、3日18時時点で4000件リポストされるなど、大きな反響を呼んでおり、

《政治家はいつも巨額が儲かる戦争をやりたがる。》
《憲法改正は必要ないと考えています。いまさら戦争をする軍隊はいらないでしょう》

といった賛成の声や、

《では他国の軍隊を持つ国は『戦争』がしたいから軍隊を持ってるんですかね? 軍隊=戦争にすぐ結びつける方が怖いわ》
《この方は『軍隊を持つことを否定してない憲法を制定している国は、戦争をしたがってるから』と思ってるのかな? 流石に雑すぎな気がするから違うと思うんすけど、そう読める》

と指摘する声など、様々な意見が寄せられている。

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