2月の衆院選で316議席を獲得した自民党の当選した全議員に対し、高市早苗首相(64)が「当選祝い」に“高額カタログギフト”を送っていたと複数のメディアで報じられてから、2週間あまりが経った。国会では高市首相が、中道改革連合をはじめ野党議員から追及を受ける場面が見られた。

「高市首相は国会で、“政党支部から議員個人への寄付として法令上に問題はない”と主張しており、確かに違法性はありませんでした。しかし昨年3月には、石破茂元首相(69)が懇親会に参加した新人議員に対して、ポケットマネーで10万円分相当の商品券を配っていたことが問題視されて、党内からも批判の声が噴出したばかり。“政治とカネの問題”に敏感な自民党にとって、野党に弱みを見せる形になってしまいました」(全国紙政治部記者)

高市氏は25日の参院本会議では“カタログギフトの価格は約3万円で、315人に配った”と認めていた。また25日放送のワイドショー『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(TBS系)では、カタログギフトの内容が報じられ、販売大手『リンベル』の商品「百花一選 百合木(ゆりのき)」(税込33,990円)であると明かされていた。

高市首相が贈ったとされるカタログギフトの内容を確認すると、《体験》《価値ある名品》《リビング》《ダイニング・キッチン》《メイド イン ジャパン》《グルメ》などのカテゴリが。例えば《体験》には、温泉旅館やホテルの宿泊券や食事券やエステ券、《グルメ》では米沢牛、松坂牛、松葉ガニ、フグ、ウナギなどの高級食材が並んでおり、他にも空気清浄機やコードレスクリーナーといった生活家電、羽毛布団などの寝具もあり、幅広いラインナップから選べるようになっている。

そんななか“自身が選んだギフトを公表した議員”が現れた。栃木1区で当選15回のベテラン・船田元衆院議員(71)だ。

船田氏は一部メディアの取材に対して、高市首相のカタログは“世間常識の範囲内”などと回答。にもかかわらず2月26日、自身のフェイスブックで“カタログギフトが1万円か、せいぜい1万5千円ならば世間常識の範囲内だが、約3万円という金額であれば世間常識ではない”と意見を翻したことで注目を集めたばかりだ。

そんな船田氏が、10日に自身のフェイスブックを再び更新。《御祝 高市首相》と熨斗のついたカタログギフトと思われる写真とともに、《先日騒がれました高市総理からのカタログギフト、お返しすべきか使うべきか悩みましたが、》と前置きしながら、“選んだ商品”を報告した。

《カタログを最後まで見たところ、前から応援していた山中伸弥教授の、ips細胞研究に対する支援寄付という選択がありましたので、迷いなくそこに寄付することにいたしました。》と、選んだのは“寄付”だったと述べた上で、

《これまでも家族皆で寄付を行ってきたところですが、心臓シートとアルツハイマー治療に向けて、厚労省が認可の方向になりつつあるため、あらためて寄付することといたしました。》《他の議員さんがどのような選択をするかは、それぞれにお任せしたいと思います。》と結んでいる。

同カタログギフトを確認すると、確かに《チャリティー》というカテゴリの中に、《京都大学iPS細胞研究所へ寄付》という項目が。他にも《日本骨髄バンクへ寄付》《国境なき医師団へ寄付》などの寄付先があるようだった。

寄付という選択をした船田氏に対して、同投稿のコメント欄ではユーザーから賛否の声があがっている。

《どうなんでしょう。写メを撮り、わざわざFBに載せる必要はあるのでしょうか?》
《船田さんは何を目的で投稿されたのか?》
《出来る事なら、返して欲しかったですね!》
《寄付とは自分のお金でするものですよ。》
《貰った相手にお返しするなら無駄になるのでその方が良いと思います》
《言い訳みたいな感じだけど、ギフト券に寄付もあることがわかったことは意味がある。》

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