一生の大きな買い物、マイホーム。

しかし購入後、隣人や他のトラブルなどでストレスを感じるというケースも少なくないようです。


本記事では、憧れのエリアでマイホームを購入したものの、予期せぬトラブルに遭遇して、悩まされることになった女性からエピソードを伺いました。

学区が良いと評判のエリアに、マイホームを購入

愛知県に住む成美さん(仮名・34歳/主婦)は、夫(38歳/会社員)、息子(10歳)の3人家族。

成美さん一家は愛知県一宮市の賃貸住宅に住んでいましたが、夫の通勤が楽になること(会社が名古屋市内にあるため)、息子の中学受験なども考慮して、数年前から学区が良い名古屋市内エリアでのマイホーム購入を検討していました。

その後、ママ友などの評判を聞きながら、学区の評判が良い愛知県名古屋市内の土地で、一軒家を購入。本当は土地から購入しようと検討していた成美さんでしたが、購入を予定していた人気エリアは高額だったため、やや土地が狭い建売を購入することにしたそうです。

理想すぎる暮らしに喜ぶも束の間

土地が狭い3階建ての建売であっても、名古屋市の人気エリアは5,000万円以上の物件も多く、物件選びは難航したと、成美さんは語ります。

その後、義実家の両親が少しだけお金を助けてくれたこともあり、計画より少しお高めの3階建てマイホームを購入したそうです。

周囲にはオシャレなカフェも多く、どこかハイソな雰囲気なスーパーも多かったことから、新生活についてワクワクしていたそうです。
ただ、いざ新生活がスタートすると、さまざまなトラブルに遭遇したそうです。

予期せぬトラブルの原因は……

なんと、成美さんが住むエリアのゴミ捨て場は、道路沿いに小さなネットをかけた状態で設置されていました。

成美さんが住む名古屋市のエリアによっては、どうやらゴミ捨て場が歩道上に、ネットをかけた状態で設置されているようでした。

そのような理由から、ゴミの日になると、いつもカラスが何匹も集まり、ゴミをつついているという光景を見かけることもしばしば……。

また、近所にあるコンクリート状の建物の上に、数匹ものカラスが群がっていることも多く、もしかしたらそこが「カラスの巣」になっているのかもしれないと、成美さんは語ります。

とくに成美さんが購入した家は、ちょうど家の前にゴミ捨て場が設置されていたので、酷い時は玄関の前にカラスが群がっていることもしばしば。

おそらく、家の前にゴミ捨て場があったことも、人気エリアなのに少しだけ値段が安かった理由のひとつだったのかもしれません。


ゴミ捨て場が近い家を購入して、激しく後悔

「戸建てじゃなくマンションにすればよかった…」34歳主婦が激しく後悔する理由
「家を購入したけど、マンションにすべきだった…」
家の近くにゴミ捨て場があるため、成美さんの家の前にはいつもカラスが玄関の周りにいたそうです。そのような理由から、成美さんは次第に玄関を開けることがやや億劫になったそうです。

そもそも成美さんが以前住んでいた賃貸アパートは、アパート自体にゴミ捨て場が設置されていたので、ストレスフリーでゴミを捨てることができたそう。ただ、今は家の前や、ゴミ捨て場にカラスが群がっていることも多く、ドアを開ける度に憂鬱さを感じているそうです。

ゴミ捨て場にはカラスがいることが多いので、子どもにゴミ捨てをお願いすることさえも気が引けると、成美さんは語ります。

今では、「こんなことなら、ゴミ捨て場の設置場所や、周辺の環境についてもっとチェックしてから家を購入するべきだった」と、成美さんは激しく後悔しているそうです。


それから物件を売却することも考えたそうですが、不動産のお店に相談しても思っていたより値段がつかなかったため、この点においてもかなり反省しているそうです。こんなことなら、家ではなくマンションにするのもひとつの手だったかも……と、時には思うこともあるそう。

結局、今ではカラス対策にDVD裏の反射を利用して、玄関近くに吊るしているのだとか。玄関の近くにカラスは寄ってこなくなってきたそうですが、見た目があまり良くないので、他の対策も検討したいと考えているようです。

家を購入する時は、学区の良し悪し、人気エリアかどうかだけではなく、街の雰囲気、トラブルが起こらないか(カラス被害など)、ゴミ捨て場の設置場所などもチェックしておくのが安心と言えそうです。

<文/みくまゆたん イラスト/魚田コットン>

【みくまゆたん】
フリーライター兼占い師。
数々の婚活経験を元に、大手メディアや出版社などで恋愛、婚活、占いコラムなどを執筆中。
Twitter:@mikumayutan