美容ライターの遠藤幸子です。久しぶりにコンビニコスメのパトロールをすると、製品が充実していて驚かされました。


40代「買ってはいけないコンビニコスメ」と“納得の理由”。安...の画像はこちら >>
 とはいえ、コンビニコスメというと若い子向けのイメージも。40代にはどうか、辛口ライターの筆者が徹底レビューします。

 まずは、40代におすすめのコンビニコスメ3選から。※以下、価格はすべて税込です。

人気ブランドを代表するティントリップ

 ローソンで販売されている、韓国コスメブランド「rom&nd(ロムアンド)」の姉妹ブランド「&nd by rom&nd(アンドバイロムアンド)」は圧巻のラインナップ。ベースメイクからポイントメイク、ハイライトまで揃い、ポーチを忘れた日にもとても便利です。

 特にリップの種類が豊富で、どの色を購入しようかかなり悩み、思いがけず10分以上滞在することになりました。悩んだ挙句購入したのは、ブランドを代表するティントリップの「グロッシーボムティント BR03 ココアブラウン」780円。ほどよい赤みのあるブラウンです。

40代「買ってはいけないコンビニコスメ」と“納得の理由”。安くて便利でも避けたいのは
&nd by rom&nd「グロッシーボムティント BR03 ココアブラウン」780円
 ドラッグストアなどで販売されているrom&ndのティントリップと比較してミニサイズで、可愛らしいパッケージ。光沢感のあるぷるんとした唇に仕上がり、唇の縦ジワもカモフラージュできるので40代にもおすすめです。

顔色をパッと明るく見せるティントリップ

 セブン-イレブンで販売されている韓国コスメブランド「CLIO(クリオ)」の姉妹ブランド「twinkle pop by.CLIO(トゥインクルポップ バイ クリオ)」のティントリップ「ピュアグラスティント 01MIDDLE ROSE」968円も40代におすすめ。

40代「買ってはいけないコンビニコスメ」と“納得の理由”。安くて便利でも避けたいのは
twinkle pop by.CLIOのティントリップ「ピュアグラスティント 01MIDDLE ROSE」968円
 顔色をパッと明るく見せ、華やかな印象に仕上がるローズカラー。ベタつかずに艶やかに唇を彩り、ふっくらとした口元に仕上がります。


コンビニアイシャドウのおすすめは

 アイシャドウはファミリーマートで展開する、韓国コスメブランド「hince(ヒンス)」の姉妹ブランド「hana by hince(ハナバイヒンス)」の「トリプルアイパレット 02 ベリー」1,450円が使いやすく、仕上がりもキレイでした。

40代「買ってはいけないコンビニコスメ」と“納得の理由”。安くて便利でも避けたいのは
hana by hinceの「トリプルアイパレット 02 ベリー」1,450円
 くすみ感のあるベリー系カラー。アイホール全体に左のカラーを塗り、目尻側にふわっと中央のカラーを重ね、グリッターは二重の上中央部分に丸く塗っています。奥行きのある目元に仕上がり、粉飛びもしにくいです。

使う人を限定するものの優秀と感じたコンビニコスメ

 コンビニのロングセラーコスメブランドといえば、「media(メディア)」。ベースメイクからポイントメイクまで幅広くファミマで展開しています。人気を集めている印象があったのは、「Wアイブロウ ペンシル&パウダー NB-1(自然な茶色)」1,320円。

40代「買ってはいけないコンビニコスメ」と“納得の理由”。安くて便利でも避けたいのは
media(メディア)の「Wアイブロウ ペンシル&パウダー NB-1(自然な茶色)」1,320円
 ペンシルとパウダーが一体化した商品。繰り出し式で、芯は楕円形です。ほどよい太さがあり、するするとした描き心地で思い通りの眉が描きやすいのが好印象でした。

 その一方で残念だったのが、薄づきでややぺたっとした仕上がりになるところ。やや濃い眉の麻呂眉の筆者が使用すると、描いた部分と自前の眉とに差が出ました。色がマッチしても質感で差が出そうです。逆に自前の眉が薄い方にはピッタリだと言えます。


 筆者は最後にアイブロウマスカラで全体のトーンを整えて使用していますが、上の画像はマスカラ使用前です。

可愛いけれど40代はひと工夫必要なコンビニコスメ

 ローソンで展開する「&nd by rom&nd」から大人向けに「Greige(グレージュ)」シリーズが登場。アイシャドウの「メロウタッチシングルアイシャドウ SH02 コージーラテ」770円が可愛らしく、40代も使いやすいと感じました。

40代「買ってはいけないコンビニコスメ」と“納得の理由”。安くて便利でも避けたいのは
&nd by rom&nd(アンドバイロムアンド) Greige(グレージュ)シリーズの「メロウタッチシングルアイシャドウ SH02 コージーラテ」770円
 クリームベージュカラーで肌なじみがよく、目元を明るく彩りハリ感も出ます。けれど、思ったよりも薄づきで、少し二重に溜まりました。そのためアイシャドウベースを塗ったほうが密着度も発色も高まり、使いやすくなると感じました。

40代は避けたほうが無難なコンビニコスメ

 40代には難しいと感じたのは、セブンの「twinkle pop by.CLIO(トゥインクルポップ バイ クリオ)」の「スパークリングアイスティック 03 DELIGHT BEIGE」1,353円。

40代「買ってはいけないコンビニコスメ」と“納得の理由”。安くて便利でも避けたいのは
twinkle pop by.CLIO「スパークリングアイスティック 03 DELIGHT BEIGE」1,353円
 目の下に使用した際、描き心地は良かったもののちりめんジワにうまくフィットせず、煌めきもまばらに見える仕上がりに。ライトベージュカラーで肌なじみは良いだけに、ラメの粒がもう少し繊細だったなら40代でも使いやすいと感じました。

 このほか、ファミマの「hana by hince」の「メルティンググロウチークバーム 02 ベリー」990円も40代には難しいと感じました。

40代「買ってはいけないコンビニコスメ」と“納得の理由”。安くて便利でも避けたいのは
hana by hinceの「メルティンググロウチークバーム 02 ベリー」990円
 肌に透明感を与えるピンク系で可愛らしいカラーです。バームタイプというだけあって粘度は高めでベタッとつき、指で塗るとややムラになりやすいです。発色ももう少し柔らかいほうが40代には使いやすく、スポンジで叩き込むように少量塗るなどひと工夫必要だと感じました。

ピンチのときだけでなく、日常使いできる製品が充実

 40代にはやや不向きな製品もありましたが、コンビニコスメの品質は年々向上していています。
ポーチを忘れた日などピンチのときだけでなく、日常使いできる製品が充実しているので、定期的に筆者もパトロールしたいと感じました。

<写真・文/遠藤幸子>

【遠藤幸子】
美容ライター/エイジング美容研究家 スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram:@sachikoendo_
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