そんなスマホの高温トラブル防止に一役買ってくれる便利アイテムを、100円ショップのSeria(セリア)で発見。
突然の操作不能……夏のスマホトラブル「高温注意」
筆者はiPhoneを愛用しているのですが、夏場に何度か画面に「高温注意」という警告が出たことがあります。その多くは屋外で動画の撮影をしている時。息子のサッカーの試合をスマホで撮影している時にこの警告画面が出てしまうと撮影が継続できなくなり、中断を余儀なくされます。
また、車の中でダッシュボードに設置しているスマホホルダーに立てているiPhoneを充電している時に警告が出たことも……。
iPhoneの場合、周辺温度が0℃~35℃の場所で使用するよう設計されているため、それを超える環境に置かれた場合に警告が出ることがあるようです。Android端末でも同様に、過熱状態を感知すると警告が表示されたり、一部の機能が自動的に制限されたりする仕組みになっています(表示や挙動は機種によって異なります)。
夏場のスマホを救う?! スマホ用冷却ケース

水色のジェルが入った保冷剤のような見た目をしていて、先入観からてっきり冷蔵庫などで冷やして使用するものだと思っていたのですが……。

調べたところ、急激な温度変化によってスマホ内部に結露が発生してしまう危険性があるため絶対にNGなのだとか。
触ってみるとひんやり感。首や肩にさげられる
ケースにはスリットとポケットがついていて、スマホの背面に取り付けて固定できるようになっています。

サイズは約縦17×横10.3cm。試しに筆者のiPhone15 Proに装着してみると、ケースが厚くてもなんとかギリギリ入りました。しかしスマホを冷やすには自前のケースをあらかじめ外して直に冷却ケースに入れる方が、高い効果を得られます。
本当に効果がある? 装着時の操作性は?
冷却ケースをつけた状態でも、画面の操作は問題なくできました。
また、可能であればジェル部分をハンディファンなどで冷やしながら使うと効率よくスマホの温度を下げられそうです。
カメラを使いたいときにはケースを折り返し
背面は全体的にジェルで覆われていて写真や動画を撮ることができないので、装着したままカメラ機能を使いたい時には、スリットを外してカメラレンズ部分のケースを折り返した状態で使えば問題なし。
故障やトラブルを招かないためにも、スマホの高温化には注意したいところ。100円ショップのアイテムならコストをかけずに手軽に対策がおこなえるので、気になった方は「スマホ用冷却ケース」、ぜひチェックしてみてくださいね。
<写真・文/鈴木美奈子>
【鈴木美奈子】
雑誌の読者モデルから2児のママに。現在はライターとして、コスメ・美容、家事コツなどの記事を執筆。