みなさん、こんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。暦の上では秋でも、体感ではまだまだ夏を感じる今日この頃。
半袖トップスが引き続き活躍中ですが、なかでもちょっと気をつけたい半袖アイテムといえば「パフスリーブトップス」です。

二の腕隠しのはずが…「パフスリーブ」で失敗してる人の特徴。ゴ...の画像はこちら >>
袖のふくらみがかわいいパフスリーブトップスは、一歩間違えると、イタ見え・ガンダム肩に見えてしまう可能性も秘めています。そこで今回は、こんなデザインは要注意! 取り入れてはいけないパフスリーブトップスの特徴をご紹介します。

ガンダム見えするパフスリーブの特徴

見た目は可愛いのに着てみたら、なんだか肩がイカつい……。その原因は、「ショルダーポイント」にあります。

ショルダーポイントとは肩先、または袖の付け根部分のことを指します。このショルダーポイントの位置が実際の肩先より内側(鎖骨寄り)にあると、着用した時に肩がたくましく見えてしまいます

袖口にギャザーを寄せてボリュームを出すというパフスリーブの特性から、肩を必要以上に大きく見せてしまうことも相まって、肩がいかつく見えるのです。

ここでさらに、ネックラインが鎖骨を隠す、クルーネックやハイネックになると抜け感もなく余計に肩に視線が集中してしまうことに。首元のデザインにも意識を置きましょう

イタ見えするパフスリーブの特徴

大きなパフスリーブはボリューム過多でガンダムっぽく見えてしまう。かといって、小ぶりすぎても良くないのがパフスリーブの難しいところです。

二の腕隠しのはずが…「パフスリーブ」で失敗してる人の特徴。ゴツ見えもぶりっ子見えも回避する“3つのポイント”は
パフスリーブ
パフスリーブは小ぶりでギャザーがたくさん寄っているほどに少女っぽさが際立ちます。そのため、コンパクトなパフスリーブを選ぶ際は、デザインのディティールに注意しましょう


例えば、袖口にフリルやレースがプラスされたパフスリーブトップス、シアーなどの透け感の高い素材は可愛らしさが出すぎてしまって大人には向きません。

このほか、ニットアイテムのパフスリーブや袖口がゴムになっているタイプは、二の腕を大きく見せてしまうので気をつけて。

これならOK! 大人可愛いパフスリーブ

肩をいかつく見せず、かつ子どもっぽくなりすぎない。そんな大人に似合うパフスリーブのデザインは、ドロップショルダーデザインで落ち感のあるパフスリーブです。

二の腕隠しのはずが…「パフスリーブ」で失敗してる人の特徴。ゴツ見えもぶりっ子見えも回避する“3つのポイント”は
パフスリーブ
ボリュームはそこまで広がりすぎず、肩のつけ根にはギャザーが入っていないものを選びましょう。また、袖口がゴムではなくカフスタイプのものがよりきちんと感のある印象を与えます。カフス幅が広いほど、そのコントラストでパフスリーブのボリュームが大きく見えるので、カフス幅は程よく標準なサイズを選ぶのがおすすめです。

そしてネックラインはできるならデコルテがしっかり見えるラウンドネックかボートネックを。鎖骨の素肌が見えると華奢な印象を与え、いかつい印象をなくします。

パフスリーブこそ試着必須!

最後に、パフスリーブアイテムはできるだけ店頭で試着しての購入をおすすめします。

通販サイトではどの程度のボリューム感かわからないことも多く、また自分の骨格に合ったデザインかどうかの見極めも難しいです。その点、お店では試着ができるので実際にフィッティングをしてみた印象でアリ・ナシを一発で判断できます。

可愛いパフスリーブ、まだまだ活躍させたい方はぜひ今回ご紹介したポイントを参考にしてみてくださいね。


<文&イラスト/角佑宇子>

【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105
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