(台北 8日 中央社)日本統治時代に軽便鉄道として建設され、2007年に廃線となっていた台湾鉄道の深澳線があす9日、瑞芳(新北市)-国立海洋科技博物館(基隆市)間で7年ぶりに営業を再開することになった。博物館の敷地内に駅が設置されるのは台湾で初めて。


戦後の1960年代から石炭運搬線として活躍した深澳線は、2007年の深澳火力発電所閉鎖にともない運行が中止され廃線となっていたが、昨年12月30日に国立海洋科技博物館(海科館)(=写真)のテーマ館オープンに合わせアクセス路線として運行が再開されることになった。海科館駅は台湾で初めて博物館構内にプラットホームを擁する駅となるという。

あすは瑞芳駅で深澳線運行再開記念式典が行われ、海科館と亜太創意技術学院の共同デザインによる「海洋漁業号」「児童探検号」「海洋未来号」「深海映象号」「海洋探測号」「海洋環境号」の6種類のラッピング列車がお目見えする。

(蔡和穎/編集:谷口一康)