(台北 9日 中央社)台北市中心部の老舗ナイトクラブ「ラクシー」が3月下旬に閉店することが、このほど分かった。同店のフェイスブック上では、今月20、21日に開催する閉店パーティーの告知がされている。


2003年に開業した同店は、台北を代表する大型ナイトクラブとして、台湾のみならず、海外の若者からの支持を集めていた。外国の有名DJを招いたイベントを実施するほか、米ヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」や豪出身の歌手カイリー・ミノーグなどの国際的アーティストらがパーティーを開くこともあった。

ナイトクラブに詳しい人は、新たな店舗のオープンによる競争の激化や、昨年9月に市内の別の店で発生した警察官殺人事件以降の取り締まり強化などにより、店舗の経営が厳しくなってきているのが閉店の原因なのではないかと話した。

同店では今年1月1日に行われた台北市警による抜き打ち検査で、店内にいた50人あまりが違法ドラッグ吸引の疑いで、取り調べのため警察署に連行される騒ぎがあった。

(編集:名切千絵)