(台北 27日 中央社)日本のセクシー女優、波多野結衣の写真をプリントした交通系ICカードの発行が台湾で物議を醸しているのをめぐって、波多野は26日付でコメントを発表し、騒ぎに困惑する心境を明かした。

波多野を起用したカードの発売が明らかになると、世間では批判が噴出。
発行元の悠遊カードは26日、臨時会見を開き、デザインはひわいなものでなく、発売はチャリティー目的だと説明していたものの、その後、発表された2枚の写真のうち1枚が日本で発行されたアダルトビデオのジャケットに使用されたものと同じだった事実が発覚した。

騒ぎを受け、波多野は台湾のファンに感謝を示し、少しでも恩返しできればと思い依頼を受けたことを説明。仕事柄、反対の意見を持つ人がいることも承知しているとした上で「私がAV女優であるため、善意あるイベントに協力し、貢献できないのでしょうか。大好きな台湾の皆様に、恩返しはできないのでしょうか」と複雑な心のうちをつづった。

悠遊カードは、27日午前にも会見を開き、予定していた来月1日の発売を見合わせると発表。販売ルートや年齢制限などの購入条件を再検討することも明らかにした。
会見に同席した台湾総代理店、東桜創意行銷の代表者は写真の権利に関する認識の違いがあったことに対し謝罪した。

(游凱翔/編集:名切千絵)