きっかけは2日早朝に高雄市警苓雅分局三多派出所前で発生した事故。女性2人とハムスター2匹が入ったかごを乗せたスクーターが、男性が運転する車と衝突し、女性2人とハムスターが路上に投げ出された。
派出所の警察官があわてて様子を見に行くと、女性らは痛みで立ち上がれない状態。「ハムスターを助けて」といわれ、119番通報するのと同時にかごの外に飛び出たハムスターを回収。派出所で保護した。
ハムスター2匹のうち、1匹は事故の衝撃で失神。どうしようかと考えていると、状況を察知したもう1匹が駆け寄り、背中をさするようにマッサージしだしたという。間もなく意識を回復させると、2匹はかごの中を駆け回り始めた。
「ハムスターはマッサージができて、仲間を助けることもできるんだ」(救助の警察官)
ハムスター2匹にけがはなかった。その後飼い主の女性の知り合いが引き取りにきたという。警察は安全運転を呼びかけている。
(程啓峰/編集:齊藤啓介)