(台中 9日 中央社)中部・台中市豊原で9日に開かれたマーケットイベントで、棺おけに入る「入棺体験」が行われ、多くの若者で賑わった。体験した30歳の男性は「棺おけが開けられた瞬間、生き返ったかのように感じた」と感想を語った。


入棺体験を実施したのは、地元の葬儀業者。同社の責任者によると、古くからの習わしでは「棺」は「官」(役人)を、「材」(中国語で棺おけは “棺材”)は「財」を意味することから、目にすれば運気向上が期待でき、中に入ればさらに出世運・金運に恵まれるという。責任者は、入棺体験で命の尊さを感じ、人生を振り返ってもらえればと話した。

(趙麗妍/編集:名切千絵)