(金門 16日 中央社)離島・金門県で14日、対岸の中国・アモイ(厦門)まで泳いで渡る遠泳大会「金厦海域泳渡」が開催された。楊鎮ゴ県長は開会式のあいさつで、国共両党が対峙した時代を経て往来が盛んな現在に至った同水域の変貌に触れ、その中で特に象徴的なのが同大会だと強調。
イベントを通じてより多くの人が金門の素晴らしさを知ってくれればと期待を示した。また、アモイとは良き隣人同士だとも述べ、交流のさらなる強化にも意欲を見せた。(ゴ=さんずいに吾)

金門-アモイ間の距離は約7キロで、選手は2人1組で各3500メートルずつ泳ぐ。偶数年にはアモイから、奇数年には金門から出発する。開催10回目となる今年は、台湾、香港、マカオ、中国大陸から計174人が参加した。

参加者は大会当日、スタート地点となる金門島の離島、烈嶼を出発。
途中でパートナーにバトンタッチし、ゴール地点となるアモイの椰風寨を目指した。優勝したのは男女とも中国大陸の選手だった。

(黄慧敏/編集:塚越西穂)