(台北 9日 中央社)中央気象局によると、台風9号は9日午前、強烈台風(台湾基準)から中度台風(同)に勢力を弱めた。だが北東部・宜蘭県、離島・馬祖などは強風域に入っており、これらの地域に強い風や雨への警戒を呼び掛けている。
中部・台中市や北部・苗栗県、新竹県、新竹市、東部・花蓮県に対して出されていた陸上台風警報は解除された。

台風9号は9日午前11時現在、台北の北東約230キロの海上にあって、時速13キロで北西に進んでいる。中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は48メートル、最大瞬間風速は58メートル。今後徐々に勢力を弱める見通し。

午前11時30分現在、引き続き陸上台風警報が出されているのは、北部・桃園市、新北市、基隆市、台北市、北東部・宜蘭県、離島・馬祖(連江県)の6県市。海上台風警報の対象は北部や台湾海峡北部の海域となっている。


(汪淑芬/編集:塚越西穂)