(台北中央社)衛生福利部(保健省)疾病管制署が公開している感染症を擬人化したキャラクターをまとめた雑誌の特別号が発行された。台湾のアーティストによって描かれたイラストや漫画を通じ、感染症の知識や歴史、予防法などが紹介されている。


同署は近年、若者の感染症に対する注意を促そうと感染症を擬人化したキャラクターをフェイスブックで公開してきた。同誌では、神秘的な男性キャラ「鳥インフルエンザ」、アイドルをイメージした女性3人組の「日本脳炎」、ウイルスと戦う美少女「白静」ら7組のイラストのほか、各キャラへの「インタビュー」も掲載されており、これらを読むことで関連知識が深まる仕組みになっている。

キャラの作画を手掛けたのは人気画集「制服至上」で知られる蚩尤(しゆう)さんと、イラストレーターの羅培珊さん。2人の繊細で美しい絵と、病気やウイルスの特徴を捉えた細やかな設定で同シリーズは話題を集めてきた。

同誌は政府が出版社と提携して出版している漫画雑誌「CCC創作集」を提携先の書店で購入するともらえる。数量限定だという。


(陳秉弘/編集:楊千慧)