(台北中央社)新型コロナウイルスの影響を受けて減便を決めた台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)は17日、利用者数が大幅に減少したとして、追加の減便措置を講じると発表した。期間は来月18日から6月23日まで。
これにより、従来のダイヤの2割近くが運休することになる。

平時、上下線合わせて毎週1016本を運行する高鉄。3月下旬の時点で、今月18日から6月21日までの間、毎週金~日曜日のオフピーク時の運行本数を毎週41本減らすと予告していた。だが、3月の利用者数が前年同期比40%減だったことが統計で明らかとなり、毎週147本の追加減便に踏み切った。

減便後は、ピーク時で1時間6本、オフピーク時で3~4本程度の運行となる。通勤ニーズを考慮し、通勤時間帯のダイヤは極力維持されるほか、一部列車の自由席車両数も調整される見通し。


高鉄は、感染状況を注視し、改善が見られれば直ちに従来のダイヤに戻すとしている。

(汪淑芬/編集:塚越西穂)