(台中中央社)中部・台中市内を走るグリーンラインの開業を年末に控える台中メトロ(MRT)は10日、市政府駅を初めて一般公開した。午後1時半までの5時間余りの開催で、約1万6000人が参観に訪れた。


この日は国慶節(中華民国の建国記念日)で、隣接する市政府では早朝に国旗掲揚式が催されていた。台中メトロはこれに合われてお披露目イベントを実施。午前7時前から人が集まり始め、午前8時過ぎ、予定より20分ほど早めて入場を開始させた。

グリーンラインは北屯と台中高鉄駅を結ぶ全18駅で、全長16.71キロの路線。盧秀燕市長は、同路線について、台湾中部における初めてのメトロだと説明。同駅構内や車両の一般公開で、市民から動線が分かりやすく、快適だとの声が上がったと紹介した。


普段はバイクやバスを利用しているという参加者の男性は、開業後はメトロ通勤にすると話し、広々とした車両は市民のニーズに応えてくれるだろうと期待を寄せた。

(蘇木春/編集:荘麗玲)