(台北中央社)南部・台南市の市立図書館公園総館で11月30日、同市と京都市の交流推進協定締結を祝う特別展が始まった。京都に関係する蔵書を陳列するほか、京都から運ばれた手ぬぐいや観光紹介のパネルなどを展示する。
期間中の週末には京都が舞台になった映画の上映や文化講座なども開かれる。展示は来年1月9日まで。

両市は今年6月30日、同協定を結んだ。共に台日両国の代表的な「古都」であり、かねてから交流があった。2012年、京都市に事務局を置く「世界歴史都市連盟」への台南市の参加を京都市が後押しして以降、両市の交流はさらに活発化していた。

黄偉哲(こういてつ)台南市長は、今回の特別展を通じて京都への理解を促進すると同時に、両市の長年の友情を市民に感じてもらえればと願った。
開幕に当たり、門川大作京都市長らからビデオメッセージが寄せられた。

映画の上映会は許石音楽図書館で11日と25日に開催。11日には「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」、25日には劇場版「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」が上映される。文化講座は4日に公園総館で開かれる。

(編集:名切千絵)