(台北中央社)国家図書館が27日に発表した2023年の図書館の利用状況や国民の読書習慣に関する報告によると、台湾各地の公共図書館の最も多く貸し出された文学作品は東野圭吾さんの「白鳥とコウモリ」だった。年間入館者数は延べ1億837万人で、前年より約26%増加した。


文学ジャンルで多く貸し出された書籍の上位20位には、東野さんの4作品がランクインした。この他日本人の作品では、浅倉秋成さんの「六人の嘘つきな大学生」が12位に、辻村深月さんの「かがみの孤城」が15位に入った。総合ではビジネス書「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」が首位だった。

1人当たりの年間平均入館回数は4.62回で、前年の3.53回を上回った。全国の図書館が貸し出した紙の書籍は1人当たり5.01冊になり、前年から1.01冊増加した。

(邱祖胤/編集:田中宏樹)