(京都中央社)京都市勧業館みやこめっせで11、12両日、台湾の文化を発信するイベント「TAIWAN PLUS」が開催されている。11日には、過去に台湾で演奏し話題を呼んだ京都橘高校吹奏楽部がステージに登場し、日本人や台湾人の聴衆を前にパフォーマンスを披露した。
同部の部長、熊谷さんは、台湾を訪れた時に台湾の人々から温かいおもてなしで元気をもらったと振り返り、機会があれば再び台湾で演奏したいと話した。

同部は2022年に台北で行われた中華民国国慶日(国家の日)の祝賀式典に出演し、台湾で注目を集めた。23年の訪台時には台北市立第一女子高校の創立120周年記念イベントに参加した他、台北の繁華街、西門町でのパレードや台北市の国家音楽ホールでの公演を実施。南部・高雄市でのパフォーマンスには8万人以上を動員した。

この日同部が披露したのは「We Are The World」や、アニメ「忍たま乱太郎」の主題歌「勇気100%」など。最終曲の「ディズニーメドレー」が終わると、会場からは鳴りやまぬ拍手が巻き起こった。
パフォーマンス後にインタビューに応じた顧問の兼城裕教諭によれば、台湾の人々が知っている曲をプログラムに取り入れたという。

TAIWAN PLUSでは音楽ステージの他、台湾の雑貨やグルメの販売、文化体験なども行われている。熊谷さんは、タピオカミルクティーを飲みたかったものの40分待ちだったため、演奏前には飲めなかったと笑った。

(葉冠吟、楊明珠/編集:田中宏樹)