同高は日本統治時代の1922(大正11)年に開校し、100年以上の歴史を持つ。廖財固校長は中央社の取材に応じ、日本の教員らは31(昭和6)年に建てられたローマ風建築の講堂や、戦時中の弾痕が残る校舎のれんが壁などに興味を示していたと話した。
研修団はこの他、同市内の国立台湾歴史博物館や、オランダ統治時代に建てられた安平古堡(ゼーランディア城)などを視察した。
市観光旅遊局の林国華局長は、海外から教育旅行で台南を訪れる人は今年1年間で3000人近くになる見通しで、そのうち9割を日本からが占めていると説明。今回の研修をきっかけに、より多くの日本の学校が教育旅行の目的地に台南を選んでくれればと期待を寄せた。
(楊思瑞/編集:田中宏樹)