日本の報道各社で18日、日産とホンダが経営統合に向けて協議に入ると報じられた。
中央社の取材に応じた業界関係者によれば、鴻海はかねてから日産の一部株式取得を計画しており、劉揚偉董事長(会長)が主導し、実務は関氏が担っていると説明。関氏は日産に株式取得の意向を直接伝えたものの、日産側からは同意が得られなかったという。
ダイヤモンド・オンラインが18日付記事で、日産がホンダと結ぶ覚書には「特別条項」が含まれ、鴻海の日産買収が阻まれる可能性があると報じたことについて、鴻海は19日午前、中央社の取材に応じた際、現時点ではコメントしないと述べた。
関氏は1986年に日産に入社し、2019年には日産のナンバー3である副最高執行責任者(COO)を務めた経歴を持つ。昨年2月に鴻海に移籍し、EV事業のCSOに就任した。
(鍾栄峰/編集:名切千絵)