表彰式の冒頭、李遠(りえん)文化部長(文化相)は、自身もプロジェクトに参加した経験があり、現職就任後初の公務も地域づくりの視察だったとし、「台湾社会のパワーは『社区営造』にある」とあいさつ。
宮崎さんは、30年にわたり台日交流促進に取り組み、台湾の地域づくりの発展に重要な影響と貢献をもたらしたことが評価された。
宮崎さんは、「デザインの原点は生活づくり。生活を知らずして地域づくりなんてできません」と強調。この日会場に集まった一人一人が地域づくりを先導し、主人公になって生活づくりをしていることに触れ、「台湾でこんなに素晴らしい地域づくりをしていることを日本政府にきちんと話したい」と語った。
(趙静瑜/編集:齊藤啓介)