起訴状によると、中国人1人、日本人2人、台湾人3人は2023年1月から今年6月27日まで、日本などで購入した加熱式たばこを速達郵便やコンテナに紛れ込ませるなどの手口で台湾に密輸。台湾人1人が経営する店舗で販売するなどしていた。
今年6月27日に台湾人1人が日本人2人と共に台湾に入国し、加熱式たばこのスティック300本を持ち込もうとしたところ、摘発されて発覚した。検察の捜査により、複数の倉庫でたばこ13万8014箱、デバイス586台などが押収された。
台湾では2023年、たばこの健康被害を防止する「煙害防制法」が改正され、電子たばこや健康リスク評価に関する認可を受けていない加熱式たばこの製造や輸入、販売、提供などが禁止されている。海外から持ち込んだ場合は最高500万台湾元(約2400万円)の過料が科される可能性がある。
(劉世怡/編集:齊藤啓介)