外交部によれば、ミャンマーでは台湾人夫婦が宿泊施設の倒壊に巻き込まれ、夫が軽傷を負い、妻が施設の職員らと共に閉じ込められている。外部との連絡は保たれているとし、救出作業が行われているという。
救助隊の派遣については、随時出発が可能としつつも、ミャンマーで運用されている空港はヤンゴン空港しかなく、震源地に近いマンダレーまで約600キロの距離があると指摘。両政府は、現地の状況や救助隊の受け入れ態勢、後方支援態勢などを考慮した上でニーズを伝えるだろうとの認識を示した。
また内政部(内務省)消防署(消防庁)によると、すでに医師6人、看護師7人、獣医師2人、建築関連の専門家2人を含む126人と救助犬6頭からなる救助隊を編成。各種装備や器材15トンの出動準備も完了し、待機しているという。
(呉書緯/編集:齊藤啓介)