西武時代には24試合で完封勝利した他、85年にはノーヒットノーランも達成し、チームの黄金時代を支えた。現在は台湾プロ野球、富邦ガーディアンズで執行副ゼネラルマネジャー(GM)を務めている。
郭氏は、当時は今と異なり球数やイニング数を気にしていなかったため、どの投手でも投球イニング数は長かったと振り返った。88年に86球で完封勝ちしたことについても、印象に残っていないとし、試合ではどうやって勝つかだけを考えていて、結果として完投や完封になったと語った。
日本プロ野球でマダックス(100球未満の完封勝利)を果たした台湾人投手は、郭氏と中日ドラゴンズ時代に達成した陳偉殷(チェン・ウェイン)氏の2人だけだったが、11日に北海道日本ハムファイターズの古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手が加わった。郭氏は11日の試合をテレビで見ていたと明かし、古林選手の制球がとても良くなったと評価。元から球質が良く、特に問題点もない選手だとした上で、今後は相手チームからの分析対策が課題になると話した。
(謝静雯/編集:田中宏樹)