タイ・バンコクのオートーコー市場(チャトゥチャック地区)で28日午後、銃乱射事件が発生し、犯人を含む少なくとも6人が死亡した。犯人は警備員で、犯行後に自殺したと現地メディアが報じている。

現場は、国境地域を支援する寄付を受け付けるブースの近く。

報道によると、銃撃されて死亡したのは、犯人の同僚の警備員3人や市場店舗の女性ら。犯人は61歳の男で、犯行後に市場のベンチで自殺を図り、死亡した。黒いTシャツにキャップ、迷彩柄のショートパンツを着用し、バックパックを持っていたという。現場近くでは、タイ軍への寄付を集めるイベントが開かれていた。当局は安全確保のため、現場付近に近づかないよう警告している。

タイ国政府観光庁によると、オートーコー市場はタイ農業協同組合が経営。タイ各地の生産者が生産した季節の野菜や果物、肉、魚介類、コメ、菓子などを販売。市場内にはフードコートもあり、地元住民や旅行者で賑わっている。

同市場の向かい側には、チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットがある。

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