24日に発生したタイとカンボジアの交戦は26日に3日目を迎えた。カンボジアは午前5時10分頃、非戦闘地域だったタイ東部トラート県のタイ軍陣地を攻撃し、タイ海軍は応戦した。
公共放送PBSなどの報道によると、カンボジア軍は26日午前5時10分頃、同県ムアントラート群チャムラークのタイ軍陣地を攻撃。激しい戦闘が約30分間続き、カンボジア軍は撤退した。
タイの治安筋は25日、カンボジア軍がトラート国境に対する攻撃態勢を敷いていると予測し、住民に非難を命令。チャンタブリー・トラート地方防衛司令部は、トラート県とチャンタブリー県の8地域に戒厳令を発令した。
同県ボーライ群ノンサメット地区のキティポン区長は、予防措置として、避難所にいるカンボジア人から携帯電話を一時的に没収し、通信信号を遮断するよう指示したと話した。