(高雄中央社)30日夜、台湾南部を横断する省道台20線で乗用車が谷に転落する事故があった。車両には一家5人が乗っていたとみられ、31日正午までに2人の遺体が確認された。
捜索は大雨によって中断され、雨脚が弱まり次第再開するとしている。

30日夜9時40分ごろ、台20線81.1キロ付近で車両が谷に転落したとの通報が高雄市警察局に入った。暗闇と大雨で視界が悪く、路床が崩れているのに運転手が気付かずに、谷に転落したとみられている。対向車の運転手が目撃し、通報した。警察によれば、車両には30代の夫妻と1歳未満の女児、3歳男児、17歳少女が乗っていたとみられているという。

市消防局によれば、転落現場は非常に深い谷で、重機の使用が困難なため、捜索隊はシャベルや素手で土砂を掘り、捜索を行っている。

(洪学広/編集:名切千絵)
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