洪水は23日午後、台風18号に伴う大雨の影響で発生した。せき止め湖からあふれた大量の水が下流の光復郷を襲い、市街地は濁流に飲み込まれた。中央災害対策センターの統計によれば、26日午後4時現在、15人が死亡、7人が依然として行方不明になっている。
同日午前現在、内政部消防署(消防庁)と10県市の消防隊員計357人が捜索救助活動に当たっている。高雄市は5頭の災害救助犬も出動させた。
対策センターが現地に設置した指揮所は同日、捜索範囲を拡大し、行方不明の通報があったエリアに加え、堤防の東西両側でもくまなく捜索を行っている。
対策センターは死者数が増減している理由について、現在は葬儀場に運ばれた遺体の数を基準とし、現地から運び出されていない遺体は含めていないためだと説明した。
(洪学広、張祈、劉建邦/編集:名切千絵)