国産米100パーセントでゼラチンフリー、だけどまるで「グミ」のようなお菓子がX上で話題となっている。

お米の、グミ? いったいどんなモノなのか、想像もつかない。

食への好奇心が特に旺盛なJタウンネット記者はいてもたってもいられず、さっそく購入してきた。

国産米100%なのに「グミ食感」って...どういうコト? 老...の画像はこちら >>

こちらがその、おこめのグミ――ではなく、「おこめのメグミ」だ。

「甘じょっぱい甘口醤油味」で、「ひとくちぬれおかき」と書いてある。

裏側を見てみると、名称は「菓子」。

原材料は水稲もち米(国産)、砂糖、しょうゆ......と、かなりおせんべいな気配がする。ゼラチンフリーとのことだし、本当にグミみたいなのだろうか。

開けてみたら、ぐ、グミかも...?

半信半疑で袋を開けると、ふわっとお醤油のいい匂いがする。もうこれ絶対おせんべいじゃん!

確信にも似た思いを抱きつつ、お皿に出すためにそっと中身をつまんでみて、驚いた。

や、柔らかい。つまんだ感触、かなりグミ。

国産米100%なのに「グミ食感」って...どういうコト? 老舗おせんべい屋さんが作った謎のお菓子を食べてみた
ころころとしていて、小粒

たとえるなら、周りをお砂糖でコーティングされている系のグミに近いだろうか。匂いは確かにお醤油なのだが......。

そして実際に食べてみたら、もっちもち。だが、こちらはグミとは少し違う。むしろ、お餅に近いように感じた。

焼いたお餅に砂糖醤油がしみこんだ一番美味しい部分を無限に食べているような......。つまり、かなり満足度が高い。

小粒で食べやすいので、ついつい無限につまんでしまう。

魅惑のお菓子だ。

国産米100%なのに「グミ食感」って...どういうコト? 老舗おせんべい屋さんが作った謎のお菓子を食べてみた
もちもちで、とってもよく伸びる!!!

おせんべいでもグミでもない不思議なお菓子「おこめのメグミ」はどうして誕生したのだろう?

2024年4月23日、Jタウンネット記者の取材に応じた製造元・岩塚製菓(新潟県長岡市)によれば、この商品が生まれたのは2023年のこと。

9月3日の「グミの日」を記念して2023年8月25日~9月11日の期間にロフトで開催されていた大型イベント「グミウィーク2023秋」でお披露目されたという。

こだわりはやはり、その食感だ。

「弊社にはもちもち食感が特徴の『新潟ぬれおかき』という商品があります。

この『新潟ぬれおかき』をよりもちもちとした食感を持続させるようにして、ひとくちサイズにしたものが『おこめのメグミ』です。

グミに近いもちもちとした食感をお米で再現したものが『おこめのメグミ』となっています」(岩塚製菓)

岩塚製菓は普段、主におせんべいやあられ、おかきなどの米菓を製造している老舗。いわば、お米について知り尽くしたプロフェッショナルだ。

今回話題となった「おこめのメグミ」の誕生経緯など詳細は「企業秘密」とのことだが、お米でグミのような「もちもち食感」を再現できたのはやはり、米菓・そして米への熱い思いがあってこそなのだろう。

今回、商品が話題となっていることを受け、岩塚製菓は

「お米の持つ可能性を感じて頂けると嬉しいです」

とコメントしている。

お米好き、あるいはお米の可能性を感じたいという方はぜひ一度ご賞味あれ。「おこめのメグミ」はファミリーマート、ミニストップの一部店舗で販売中だ(現在は取り扱いがない可能性もあり)。