猫が仏教の道に進んだようだ。僧侶の説法に耳を傾け、悟りを開いた猫

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 非常に哲学的なところのある猫は、様々な神々の教えを学び、その道を究めることがあったりなかったりする。神様仏様に受け入れられる存在なのだ。

 でもってタイに住むこちらの猫は、仏教の道へ進んだようで、僧侶に仏教とは何たるかを説いてもらっているようだ。 

 その顔はもうすでに悟りを開いているかのようにも見えるぞ。

僧侶の説法をよく聞き、悟りを開く猫

 国民の9割以上が仏教徒とも言われているタイでは、猫も仏の道に通じることが往々にしてある。

 この猫は既に悟りの道を切り開いたようで、僧侶から、仏教におけるダルマ(法)の意味について説いてもらっている。

 熱心に僧侶の話に耳を傾ける猫。

 僧侶らしき法衣を身に着け、数珠のようなネックレスに眼鏡をかけながら、熱心にその説法に聞き入る猫。

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 話の内容に感銘を受けたのか、ついに開いちゃったのか?宙を見上げながら思いにふける猫の表情が実に感慨深い。

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 じっと座っておとなしく話を聞いているあたり、やはり普通の猫とは違うようだ。仏に選ばれし猫なのかもしれない。

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猫が涅槃図(干支)に入っていない理由

 そもそもそもそも猫は干支の由縁として有名な干支の由来とされている「涅槃図(ねはんず)」には描かれていないとされている。

 干支の動物の順番は、お釈迦様のご入滅に駆けつけてきた順番と言われているが、猫が入っていない理由は諸説ある。

 「ネズミが沙羅双樹の木に引っかかってしまった薬入りの巾着袋を取りに行ったところ、猫が邪魔したから」、とか、「お釈迦様が亡くなられた時、他の動物たちに知らせに行く役割を担っていたネズミは、猫を日ごろから嫌っており、猫は昼寝をしていたために知らせなかった」とか、猫が悪く語られることが多い。

 だが実際に、お釈迦様は「すべてのものを分け隔てなく救済する」という教えを説いているため、これらの説は正解ではないのかもしれない

 お釈迦様の時代、まだ猫はインドでは一般的ではなかった可能性もあるし、その後猫は、貴重な書物や経典をネズミから守る尊い存在になったのだ。

 ということで猫は「神と和解せよ」ならず、「仏と和解した」のかもしれにゃい。

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 Xのコメント欄によると、仏教僧と猫には特別な絆があるとする意見や、「タイでは、「仏との誓いを守らなかった僧侶は猫に生まれ変わる」という言い伝えもあるそうだ。

 また、猫は生まれ変わるたびに仏教の究極の教えに近づくとされており、世代を重ねるごとにより高い次元の悟りを得ると信じられているという。

 この茶トラ猫も、生まれ変わったら位の高い僧侶になるのかもしれない。

 実際に猫が仏像の膝に抱かれれるようにして眠っている姿は、すごく尊く感じられるわけだしにゃ。

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