ほとんど雪が降らない南アフリカが銀世界になり、戸惑うライオンたち
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 野生のライオンたちが暮らすアフリカは、雪とは無縁の世界というイメージを持っている人も多いと思う。

 南アフリカは南半球にあるため、今の季節は晩冬だが滅多に雪は降らない。

ところが2024年9月20日から大雪に見舞われ、低体温症で亡くなる人が出る事態となった。

 突然の冷たい雪と見慣れぬ銀世界に戸惑うライオンたちの様子が撮影されSNSに投稿された。でもさすがライオン、雪景色も似合ってるな。

大雪に見舞われた南アフリカのライオンたち

 あたり一面白い雪に覆われたこの日。南アフリカのフリーステイト州ハリスミスにある保護施設GG(グレンギャリフ) Conservationは、真っ白な雪に覆われた。

 天から降って来る冷たい雪に、戸惑う様子のライオンたち。

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 意気揚々と探検に出かけたものの、すぐに屋根の下へと戻って行ってしまう雄ライオン。

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 屋根の上の2頭のライオンたちは、まるでゲートを守る守護神みたいだ。

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実は南アフリカは思ったほど暑くなかった

 南アフリカというと何となく暑い国のイメージだが、実は冬の間は気温が10度以下になることもあるそうだ。

 だからライオンたちも、気温が低いのには比較的慣れているようなのだが、さすがに雪となると滅多にお目にかかれない。

 2023年の7月に積雪があったので今回は1年ぶりということになるが、その前の降雪は2012年だったそうだ。

 降りしきる雪の中で、身を寄せ合うライオンファミリー。

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 ちょっぴり情けない表情? でもゴージャスなタテガミはこんな時あったかそうだよね。

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 今回の降雪は、ヨハネスブルグとダーバンの間で発生し、道路は大混乱に陥ったという。

渋滞はもちろん、スリップによる事故も多発。

 この保護施設のあるハリスミスは、ちょうどこの2つの街の中心あたりに位置している。標高は約1,600mと高いため、大雪に見舞われることになったようだ。

 実はヨハネスブルグも標高が1,700mを越える高地にある。場所によっては積雪は最大で2mにも達したそうだ。

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 今回の雪は2日ほどで消え去り、このライオンたちの保護施設も、今は日常が戻っているとのこと。

珍しい光景に視聴者も大喜び

 雪の中のライオンたちという珍しい光景に、フォロワーからもさまざまな感想が寄せられていた。

  • 南アフリカにも雪が降るなんて知らなかった!
  • 何て美しい光景なんでしょう
  • 雪の中を探検するのが好きな子もいれば、屋根の下で過ごしたい子もいるんだね
  • 白い雪を背景にすると、黄金のタテガミが映えて荘厳な雰囲気
  • ライオンキングが雪の中を歩いているよ!
  • 足が冷たそうでかわいそう……
  • かなり雪が深いみたい。たくさん降ったんだね
  • この光景を間近で見られたらどんなに素晴らしいだろう
  • 真っ白な雪の中のライオンがこんなにゴージャスに見えるなんて初めて知ったよ

 GG Conservationには現在60頭ほどのライオンが保護されて、穏やかに暮らしているそうだ。

 ライオンたちを間近で見られる宿泊施設も備えられており、アフリカの大自然を堪能できるようになっている。アフリカでライオンたちのいる風景を満喫したい人には、おすすめのサンクチュアリのようだ。

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