
2024年のネットアイドルとして間違いなくトップクラスの人気を誇るのは、タイの動物園のコビトカバの赤ちゃん「ムーデン」だ。
その人気はとどまることを知らず、ネット上はもちろん、世界中から連日ファンが動物園をおとずれるほどだという。
そして季節はハロウィン。何に変装するかって、もうムーデンしかないでしょ、と特殊メイクアップを施しムーデンになりきった女性が、これまた話題となっている。
世界中で大人気のコビトカバ「ムーデン」
まずはムーデンについておさらいすると、バンコクのカオキアオオープン動物園で飼育されているコビトカバの赤ちゃんだ。
現在生後3か月となるが、そのぽよんとした表情と、しっとりとしたウエッティーな皮膚感、愛くるしい仕草がこりゃもうたまらんと、世界中で人気となっている。
動物園を訪れる来園客が増加したのはもちろん、ムーデンの日常の姿を投稿している動物園のXの公式アカウント[https://x.com/KhaokheowZoo]のフォロアーもうなぎのぼりだ。
コビトカバは、アフリカの熱帯雨林生息する小型のカバで、通常のカバの10分の1くらいの重さだ。
皮膚がしっとりしている理由は通常のカバと一緒で、常に粘液が分泌されており、肌を乾燥から守る効果がある。
野生での暮らしは、主に陸上で生活し、木の葉や果実、草などを食べる。日中は水辺や湿地帯に隠れ、体温を調整したりしている。
だがムーデンは動物園の人気者だし天敵もいない。自由気ままに毎日楽しそうに暮らしている。
ハロウィンパーティーでムーデンに扮した女性
毎年、ロサンゼルスのソラウェーブ・ハウスで行われるハロウィンパーティーに出席するという美容ポッドキャスト「Gloss Angeles」[https://podcasts.apple.com/us/podcast/gloss-angeles/id1471270483]の共同司会者、カービー・ジョンソンさんは、今年の仮想はこれしかないでしょ!ということで「ムーデン」になり切ることに。
特殊メイクアップアーティストのアリー・マクギリカディさんに協力を依頼し、特殊メイクを施し、人工物を使用してムーデンのような頭部を作り、肌色でウエッティーな質感の肌質を作り上げた。
どう?ムーデンに見える?ちょっと大人びたセクシーなカバっぽいけど、完成までに4時間もかかったという。
「今年のコスチュームは、世界で最も愛されているピグミーカバのムーデンでなくてはならないと思っていました」とジョンソンさん。
いくらムーデンが人気者とは言え、ハロウィン用のムーデン衣装はまだ市販されていない。
そこでジョンソンさんとマクギリカディさんは、ムーデンに近づけるべく、様々な創意工夫を行った。
1週間で土台となる頭部が完成した。それを装着して特殊メイクを施す事4時間、こうしてムーデン・レディが誕生したのだ。
ジョンソンさんは、自身のInstagram[https://www.instagram.com/kirbiejohnson/]に、ムーデンになった姿を披露した。またその準備過程などの動画も併せて投稿した。
ムーデンになり切るのも楽じゃなかったようで、特に飲み食いは苦労したという。カクテルを飲むために、自分の家にあるスタンレーカップのストローを持参したそうで、どうしてもお腹がすいてしまい、なんとか食べ物を口に押し込む様子も映像に収録されている。
また、話すことはできたが頭部に装着したパーツのためくぐもった小さな声になってしまったそうだ。
行きも帰りも自動運転タクシーのウェイモを利用したので、運転手にからかわれるようなことはなかったという。
こうして楽しいハロウィンパーティーが終わり、ジェイソンさんはムーデンの装備品を外し、素の自分に戻る瞬間の映像も公開している。
カバであることはすぐにわかるけど、それがムーデンに似てるかどうかはおいておいて、並々ならぬ努力で大変身し、全力でパーティーを楽しんでいる様子は伝わってくるね。
本物のムーデンが彼女を見てどう思ったかは知らんけど。