
日本では、アイスバー、特にガリガリ君界隈では、棒に「当たり」と書いてあるともう1本もらえるうれしいクジが存在するが、タイの場合これが「当たり」なのだろうか?
タイの屋台でアイスバーを購入した男性は目を疑った。アイスの中に丸ごと凍った蛇(ヘビ)が入っていたのだ。
そのヘビは黄色と黒の小型で、しっぽりとアイスの中に納まっている。しかもその位置がアイスの上の先端なので、最初の一口でぶちあたるのだ。
ということで本文中に現物が登場するので、そこんとこよろしくだ。
食品混入、アイスの中に丸ごとヘビ
タイ中部のラーチャブリー県のムアン・ラーチャブリーに住むレイバン・ナクレンブーンさんは街の屋台でアイスバーを購入した。
ちなみにこの茶色のアイスはブラックビーンズ(黒豆)アイスだそうで、タイでは人気のフレーバーだ。日本でいうところのアズキバーの近縁種だろう。
さっそく買ったアイスを口にしようとしたレイバンさん。だが直前にある異変に気が付いた。
アイスの中に、黄色と黒い柄のヘビがまるごと1匹入っていたのだ。しかもアイスの先端の部分である。
反対側をひっくり返してみると、ヘビの頭の部分がしっかりと見える。
「これは本物のヘビなのか?」自分の目を疑ったレイバンさんは、すぐにそのアイスの様子を撮影し、Facebookに投稿した。
投稿には「こんなに大きな目! まだ生きているのか?間違いなく本物の写真だよ。
レアな食品異物混入にネットが騒然
それにしても、アイスバーにヘビが混入してるなんていったいどれくらいの確率でおきるんだろう?ガリガリ君の当たりを引くよりもかなりレアなんじゃないか?
コメント欄には驚きや恐怖、そしてユーモアに満ちた反応が続々と投稿された。
・だから私はいつもスーパーで買うアイスしか食べないんだ
・ブラックビーンズじゃなくて、“スネークサプライズ”アイスだな
・恐ろしくて屋台のアイスが食べられなくなった
・冷凍する前に誰もチェックしなかったのか?
・おめでとう!それは10万人に1人が手にする幸運を呼ぶアイスだよ
・いつもよりも頭がキーンとするかもよ
タイでは屋台の食品が庶民の生活に深く根付いており、手軽においしいものが楽しめる一方で、衛生管理の問題もたびたび指摘されている
この出来事を受けて、「屋台の食品は本当に安全なのか?」という議論も巻き起こった。「これだから食品の衛生管理が重要なんだ」と指摘する声や、「少なくともタンパク質は豊富だね」と皮肉交じりのコメントも見られた。
ヘビの種類は?
黄色と黒のおしゃれな柄をした小柄のヘビだが、このヘビの種類は何なのだろう?
SNSでは「ゴールデントビヘビ(Chrysopelea ornata)ではないか」との推測が飛び交った。
ゴールデントビヘビは、東南アジアに広く生息し、比較的無害な弱毒性のヘビとされている。通常、70~130cmほどに成長するが、今回のアイスに入っていたのはまだ小さいため、幼体だった可能性が高い。
その名の通り、木登りが得意で、時には滑空することもできる「飛ぶヘビ」として知られる
まあでもほら、2025年は巳年だし、ヘビは幸運を呼ぶとも言われているので、もしかしたらレイバンさん、今年は良い年になるかもしれないよ。