
好奇心旺盛で仲間との絆が深く、やさしくしてくれた人間への恩は忘れず、敵と認識した人間には末代まで恨みを引き継ぐカラスは、賢いだけじゃなく感情も豊かである。
カナダの鳥類保護施設では、かつて怪我の手当てを施した1羽のカラスと、今も心温まる交流が続いている。
カイルと名付けられたカラスは、人間が投げた雪玉をクチバシで上手にキャッチできるんだ。
雪玉、とれるよ!
ブリティッシュコロンビア州にある、負傷した野生の鳥類(主に猛禽類)を保護してお世話をしている施設「アイランド・ラプターズ(Islandraptors)[https://www.raptorrescuesociety.com/]」では、かつて怪我をしたカラスを保護し、手当を行った。
そのことがきっかけで、施設のスタッフたちと友情を結び、常にその周辺で暮らすようになったカラスのカイルは、スタッフたちと一緒に遊ぶのが大好きだ。
スタッフが雪玉を投げると、くちばしを利用して上手にキャッチする。
更に雪玉を割って、中に何かいいものが入っていないかをチェックしたりなんかもする。
この施設の鳥の中には雪を避け、暖かく過ごすことを好む子もいれば、カイルのように、雪で遊ぶのが大好きな鳥もいるようだ。
カイルの頭のてっぺんの寝ぐせのような、冠羽のような逆立った毛がかわいいね。この時はたまたまそうなっちゃっていたようだ。
ちなみにカイル、絵を描く才能なんかもあるみたいよ。
アイランド・ラプターズ(Islandraptors)のInstagram[https://www.instagram.com/islandraptors/]には、施設で保護した猛禽類を中心にたくさんの鳥たちが紹介されているので要チェックなのだ。