
リスはいつでも食べ物を探している。その日食べる分はもちろん、冬の備えとして備蓄するためだ。
ホームセンター「ロウズ」の園芸コーナーの種売り場が荒らされているのを発見した顧客。種の入った袋は地面に散乱していた。犯人はそう、リスである。
リスが片っ端から袋を開け種を食べまくっていたのだ。その様子がSNSに投稿されたわけだが、実はこの時だけではなかった。
別の顧客も、同じ店の種売り場で2匹のリスを目撃している。しかも1匹はお腹いっぱいで動けないのか、腹ばいになっていた。
なんだ、苦労して集めなくてもここにあるやん。なリス
リスといえば、どんぐりや木の実をせっせと集めて冬の準備をする姿が思い浮かぶ。だがアメリカでは、効率の良い方法で種を集める方法を思い付いちゃったリスがいる。
ノースカロライナ州にある大型ホームセンター「ロウズ」には園芸コーナーがあり、様々な種が棚に並んでいるのだが、TikTokユーザーの@_waffle_doodle_さんは、種売り場が荒らされていることに気が付いた。
地面には種の袋が散らばっていて、中の種が大量にこぼれ落ちていたのだ。何事かと目を凝らしてよく見るとそこには1匹のリスが!
リスは様々な種の袋を取り出すと、前歯で袋をかみ切って、中の種を一心不乱に試食する。
このリスは、種子をまるでビュッフェスタイルで食べていた。
次から次へと袋を破って中の種を取り出し、その場でおいしそうに食べている姿は、自分専用の食べ放題のビュッフェスタイルのレストランとでも思っているようだ。
リスはこの中でも自分にとっておいしい種を吟味し、お持ち帰りしようとでもおもっていたのだろうか?
同じ店で別の顧客も種売り場でリスを発見!
実はリスを目撃したのは@_waffle_doodle_さんだけではない。別のTikTokユーザー@miaperaltaaa01さんも、同じ店舗の種売り場でリスの姿を目撃している。
映像には2匹のリスが映っている姿が確認できる。1匹は食べ過ぎたのか腹ばいになった状態で動かない。
そしてもう1匹はひたすら種の袋を取り出している最中だ。
このリスのうちの1匹が、前の動画と同一リスなのかどうかはわからないが、痕の動画を見ると、ヒマワリの種を狙っているように見えるよね。
リス的に一番おいしいのはヒマワリの種ってことか。
ちなみにロウズの店舗スタッフが米メディア「The Dodo」に語ったところによると、このようなリスによる「襲撃」は今回が初めてではなく、すでに何年も前から続いているという。
スタッフは「リスたちも生きるために食べなきゃならないからしょうがないのよ」とのことで、このリスたちは常連さんのようだ。
アメリカでリスがどこにでもいる理由
アメリカにはリスが至る所にいて、人間の生活圏内で普通に暮らしている。
現在アメリカのあちこちの都市で見かけるハイイロリスは、以前、人々が娯楽のために公園に放ったものが増殖した結果なのだとする研究結果が報告されている。
また、ペットとして飼っていたリスが逃げ出した事例も相まって、19世紀以降、リスは爆発的に広まっていったそうなのだ。
リスは人間の生活圏内での暮らしに完全に慣れてしまっているし、アメリカ人もリスの存在を受け入れているようなので、たまにはこんなことも起きるけど、比較的うまく共存しているようだ。
最近カリフォルニア州では肉食のリスの存在が確認されているそうなので、リスも環境に応じた進化を遂げているようだけど。