バーニング・マンの女性像がサンフランシスコに再登場、その設置作業にオーマイガー!
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 アメリカ、サンフランシスコの観光名所として知られるエンバカデロ広場に新たな注目スポットが誕生した。

 2015年にネバダ州で行われたバーニング・マンで初めて公開された巨大な女性像「R-Evolution」が設置されたのだ。

 この女性像は、全長約14m、総重量約14.5トンの鉄で構成され、日中は呼吸するように動き、夜には内部から輝く。

 2025年4月10日より正式公開されたのだが、なぜか公開前の設置作業の映像が大きな話題となってしまった。

 内部には複雑な電子装置が埋め込まれているのだが、配線を整える作業がマニアック過ぎる場所から行われていたのだ。

バーニングマンの鉄の芸術 女性像「R-Evolution」

 「R-Evolution[https://www.marcocochrane.com/work/rev]」は、イタリア出身で、アメリカを拠点に活動する芸術家、マルコ・コクラン氏が制作した巨大な女性像だ。鉄の棒やチューブを5万5000回以上溶接して組み立てられている。

 完成した作品の大きさは全長約14m、総重量は約14.5トンもある。

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 この作品が初めて披露されたのは、アメリカ・ネバダ州のブラックロック砂漠で毎年開催される大規模なアートの祭典「バーニング・マン」だ。

 バーニング・マンは、1986年に始まった非営利イベントで、毎年夏に約7万人が集まり、巨大なインスタレーションや音楽、パフォーマンスを通して創造性とコミュニティの精神を体験するユニークな文化現象である。

 会場では貨幣が使用されず、参加者同士が「ギフト(贈り物)」を通して交流するという独特のルールがあることでも知られている。

 「R-Evolution」がバーニングマンで披露されたのは2015年。翌年の2016年に首都ワシントンD.C.のナショナルモールに設置される計画が立てられたが、あまりの大きさゆえに地盤への影響が懸念され、計画は頓挫してしまった。

 その後も、2023年にカリフォルニア州サンフランシスコの中心地ユニオンスクエアに設置する提案があったが、こちらも広場の花崗岩のタイルを損傷する恐れがあり、実現には至らなかった。

 こうした紆余曲折を経て、10年を経た今、サンフランシスコの港湾エリア、エンバカデロ広場に仮設ではあるが設置されることになったのだ。

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 この場所は現在、臨海地域の魅力向上を目指した都市再開発プロジェクトの一環として注目されている。

 サンフランシスコ港湾局のエグゼクティブディレクターであるイレイン・フォーブス氏は、「公共アートは街と人々をつなぎ、より魅力的な空間を作り出す力がある」と語っている。

 だが、この像は公開直前に、思わぬ形で注目を集めることになってしまった。

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配線作業がマニアックすぎた

 「R-Evolution」はただ巨大なだけではない。内部には特殊な仕掛けが施され、毎日1時間だけまるで生きているかのように「呼吸」をする。

 また夜になると内部からライトアップされ、その美しいシルエットがサンフランシスコの夜空を照らし出す。

 この像は、鋼鉄製のロッドやチューブ、そして表面には鋼のメッシュを組み合わせて作られており、その内部には複雑な電子装置が仕込まれている。

 2025年4月9日の設置作業の際、作業員たちがその内部に入り込み、慎重に配線を整えていたのだが、どこからやっていたのかというと…

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おわかりいただけただろうか?クレーンを使って作業員が内側に入り込み配線作業を行っていたのは、お尻だったのだ。

 これには撮影者も「オーマイガー!」

 Instagramには様々なコメントが寄せられた。

・こ、これは?ここでいったい何をやっているんですか?

・大腸内視鏡検査をやっていると聞いて…

・彫刻の中に入る唯一の方法はここからだったのか!

・ダンジョンマスターが洞窟を攻略しているかのようだ

・サンフランシスコだから通常営業

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 ということで本公開前にちょっと恥ずかしい姿をお見せしてしまったわけだが、2025年4月10日のオープニングイベントでは、ライブミュージックやDJパフォーマンス、アートマーケット、さらにフードトラックやバーが設置され、多くの観客で賑わった。

 サンフランシスコ市のレクリエーション&パーク局によれば、この像はまず6か月間の限定で展示され、その後延長も検討されるという。

 サンフランシスコに行く機会のある人は是非立ち寄ってみて欲しい。

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