換毛期でっか?まかせなさい。馬の抜け毛を掻きだすビーグル犬
@ashley.harri.s/Tiktok

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 馬にも換毛期がある。春と秋に大量の毛が抜け落ちるのだが、放っておくと皮膚が蒸れたり、炎症を起こしてしまうこともある。

 そこでこまめがブラッシングが必要となるのだが、アメリカ・オハイオ州に住むアシュリー・ハリスさんには心強い味方がいる。

 愛犬のビーグル種、ブルーノが馬の上に乗り、シャカシャカと抜け毛を掻きだしてくれるのだ。その熟練したブラッシングテクニックを見ていこう。

大量の毛が生え変わる、馬の換毛期

 猫や犬同様、馬にも季節の変わり目となる春と秋に換毛期がある。

 春には寒さをしのいだ冬毛が抜け、短くすっきりとした夏毛へ。秋にはその逆で、冬を越すための厚い毛が生えそろう。

 この時期、馬の体からは驚くほど大量の毛が抜ける。一般的な馬なら、換毛期全体で1~2kgもの毛が抜けることもあると言われる。

 毎日ブラッシングしても、しばらくの間は手のひらに山盛りになるほどの毛が取れるため、まるで毛の吹雪の中で暮らしているような気分になる。

この抜け毛をそのままにしておくと、皮膚が蒸れたり、細菌や寄生虫が繁殖してしまう危険がある。そのため、換毛期にはこまめなブラッシングが欠かせないのだ。

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馬の換毛期に大活躍するビーグル犬のブラッシングテクニック

 アメリカ・オハイオ州に住むアシュリー・ハリスさんには、馬の換毛期になると率先して手伝ってくれる頼もしいパートナーがいる。ビーグル犬のブルーノくんだ。

 アシュリーさんが撮影した映像には、ブルーノくんが馬の背中に乗り、前足を使ってシャカシャカと上手に抜け毛をかき出している様子が映し出されている。

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 その動きはまさにプロ。次から次へと馬の抜け毛を掻きだしては地面に落としていく。馬も気持ちよさそうにしており、ブルーノのお仕事中はじっとしている。

アシュリーさんは「馬のブラッシングが必要なら、ブルーノにお任せ!」とコメントを添えてTikTokに動画を投稿したところ、2200万回以上も再生される大ヒットとなった。

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 ビーグル犬は、もともとイギリスでウサギ狩りのために活躍していた猟犬だ。ウサギや小型哺乳類は地中に巣を作るため、地面に隠れた獲物を掘り出そうとする行動が、体に深く根付いているのだ。

 このため、ブルーノが馬の背中をシャカシャカとかき出す仕草は、ビーグル犬ならではの特性があるのかもしれない。

 さらに、群れで狩りをしてきた歴史から、仲間のケアをする本能的な資質も持ち合わせている。

 実際に、アシュリーさんも「ブルーノと馬は親友同士」語っており、深い信頼関係で結ばれている。

 だからこそ、得意のシャカシャカで馬の毛の生え代わりのお手伝いをしてくれているのだろう。

 アシュリーさんはブルーノが服を着た馬の背中をシャカシャカする動画も投稿している。

 まさに痒い所に手が届くって感じで、馬も完全に身をゆだねてるね。

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