アメリカ・サウスカロライナ州ウォーレンビルに住む家族は、複数の動物たちと暮らしているが、中でもタイハクオウムのバスターはパパのことが大好きだ。
毎日、パパが仕事から帰ってくるのを待ちわび、帰宅するとすぐにパパの耳元で、バスターはその日一日の出来事を話しまくる。
最初は新しいペットとなるバスターを飼うことに否定的だった父親も、今ではすっかり夢中だ。バスターとの触れ合いを通じて、無口で感情を表に出さない父親が少しずつ変わっていく様子に、家族もまた心温められている。
まだかなまだかな？パパの帰宅を待ちわびるタイハクオウム
タイハクオウムのバスターは、複数の犬や野外でニワトリを飼っている家族に新たに加わったメンバーだ。
バスターは誰よりも家族のパパであるケンさんのことが大好きだ。
ケンさんが仕事から帰宅する時間が近づくと、決まってそわそわし始める。ママが「パパがもうすぐ帰るよ」と声をかけると、バスターは嬉しそうに玄関の方を見つめる。
パパが家に着くと、バスターは走って迎えに行き、まるで今日一日何があったのかを報告するかのように「おしゃべり」を始める。
父親がリクライニングチェアに座ると、バスターは肩に登って耳を甘噛みする。まさに至福のひとときだという。
最初は新たなペットに反対していたパパも今はメロメロ
家族の家には、確認できるだけで犬が4匹、そして庭ではニワトリたちもいる。
既に動物たちに囲まれた生活に「これ以上ペットは増やせない」と思っていたケンさんだったが、タイハクオウムのバスターと出会ったことで、心境は一変した。
今では「バスターなしの生活なんて考えられない」と語るほど、バスターはケンさんにとって最高のパートナーとなっている。
もともとケンさんは動物が大好き。とにかくケンさんに懐き、家にいるときはそばを離れず、たくさんおしゃべりをしてくれるバスターにメロメロの状態になってしまったのだ。
元々ケンさんは、感情をはっきり表現しないタイプだった。しかし、バスターとの交流を通じて彼の表情や態度に少しずつ変化が現れた。
「普段は感情をあまり表に出さない夫が、バスターといるときはとても優しくなる」と家族は語る。特に子供たちにとって、父親が楽しそうに動物と接する姿を見るのは新鮮で微笑ましいものだった。
バスターと接している時のケンさんの表情を見れば一目瞭然だ。
家族の中心的存在となったバスター
バスターの毎日はにぎやかだ。なぜか犬用のおやつを食べてみたり、まるで自分が犬であるかのように振る舞うこともある。
飼い主から「君は鳥なんだよ」とツッコミを受けながらも、まったく気にする様子はない。
また、バスターは音楽が大好きで、家族と一緒に音楽を楽しみ得意のダンスを披露してくれる。
さらに彼は「良い子だね」と話しかけると、「僕、良い子」と自ら返事をするほどおしゃべりも得意である。
犬たちとも自然に距離を取りつつ仲良く過ごしており、バスターを中心に、家族みんなが笑顔になれる時間が流れている。
おちゃめでいたずら好きで、パパのことが大好きなタイハクオウムのバスター。
タイハクオウはインドネシア原産のオウムで、英語では「アンブレラ・オウム」と呼ばれている。その通り、冠羽が傘（アンブレラ）のように広がるのが特徴だ。
体長は約40～50cmにもなり、真っ白な美しい羽毛と高い知能、そして人懐っこい性格が魅力だ。寿命は平均して40年から60年ほど。
タイハクオウムは非常に社交的で、人間との深い絆を形成することで知られている。感受性も豊かで飼い主の感情を敏感に察し、喜怒哀楽を表現することもある。
適切な環境で愛情を持って育てれば、タイハクオウムは素晴らしい家庭の一員となり、飼い主に深い癒しと喜びをもたらしてくれる。
バスターと家族、そしてゆかいな仲間たちの物語は、Youtubeチャンネル［https://www.youtube.com/@BusterTheCockatoo］かTikTok［https://www.tiktok.com/@busterrthecockatoo］で見ることができるよ。
