
アメリカで暮らすサラ・プレスリーさんの愛犬、ゴールデン・レトリバーの「ボー」は、小さなころから「寝なさい」と言われると、自分のベッドに行っておとなしく眠る習慣が身についていた。
ボーには、ふかふかで寝心地のいいベッドが用意されていた。
そこでボーは考えた。どうすればその両方をかなえられるか。そしてついにひらめいた!そして力づくで実行に移したのだ。
この方法なら、「自分のベッドで寝る」というルールは守りつつ飼い主と一緒に寝ることができるのだ。
飼い主の命令に背くことなく自分の望みをかなえる方法
アーカンソー州フェイエットビルで暮らすサラ・プレスリーさん一家は、子犬時代にゴールデンレトリバーのボーを家族に迎え入れた。
小さなころからしつけをしており、飼い主の命令をきちんと聞く良い子に育った。「寝なさい(Go to bed)」と言われると、自分のベッドの場所に行き寝る習慣がきちんと身についていた。
ボーが生後8か月の頃の話だ。当時ボーには、快適に眠れるように大きくて心地の良いベッドが与えられていた。
自分のベッドは気に入っているし、飼い主の命令に逆らいたくはない。でも本当は、大好きな飼い主と一緒に眠りたかった。
そこでついにボーは、飼い主の命令に背くことなく、自分の望みをかなえる方法を思い付いた。
自分のベッドを持ってきちゃえばいいじゃない?
自分のベッドを飼い主の寝室のベッドにもってきちゃえばいいのだ。
これなら「自分のベッドで寝ること」という条件を満たしつつ、飼い主と一緒に寝ることが可能となる。
ベッドは大きくて運ぶのは大変だが、飼い主と一緒に寝るための努力を惜しまないボーは、必死の思いでなんとか自分のベッドを飼い主のベッドの上に引き上げた。
そしてついに!「自分のベッドで寝る」という命令を果たしながら、飼い主と同じベッドで寝ることができたのだ。
ボーの誇らしげで満足そうな顔ったら!
このサイズのベッドを運んでくるのも大変だっただろうが、ベッドに引き上げるのもかなり大変だったことだろう。
だが飼い主を裏切ることなく、自分の望みを果たせたボーは「我が生涯に一片の悔いなし!」なのだ。
これには飼い主も笑うしかなかったという。
ちなみにこの映像が撮影されたのは2023年3月28日のこと。その時生後8か月とのことだから、今は2歳だね。
約束を破ることなく自分の目的を達成したボーはその後どうやって眠っているのだろう?知りたいところだ。