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「本気じゃニャイし、じゃれ心ニャし」といった感じなのだろうが、大きい子が小さい子に手を上げることを良しとしない正義感溢れる存在が、この家には存在する。
2匹の様子をずっと見ていたのだろう。
大きな方の猫が子猫の顔面に猫パンチした瞬間、犬がすっ飛んできたのだ。
大きな猫は速攻ダッシュで逃げる。犬は「大丈夫だった？痛くなかった？」と子猫の顔を舐めながら気遣うのであった。
小さな子に手をだしたらあか～ん！な犬
猫を複数飼っていると、仲良くお互いに毛づくろいしているかと思えば、取っ組み合いのじゃれ合いをすることもあるのだが、今回の場合は大きさが違い過ぎた。
大きい猫が小さい猫の目の前に座りじっと見ていたのだが、ちょっかいを出したくなってしまったのだろう。ちょっとした出来心ってやつかもしれない。
子猫が猫じゃらし的なものに見えたのか、ネズミに見えたのかはわからないが、大きな猫は勢いよく子猫の顔に猫パンチ。
すると、常に小さき者、守るべき存在に目を光らせている犬は、その一瞬を見逃さなかった。
間髪入れずに大きな猫めがけて飛んできたのだ。
犬が来るやさっさと逃げ出す大きな子。小さな猫はというと、犬にたいして「ニャー」と泣き、庇護を求めたようだ。
犬は「大丈夫、痛くなかった？」とばかりに子猫がパンチされたであろう場所をペロペロと舐め気遣っている。
大きな子もそこまで強く叩いてはいないはずだが、犬は子猫がいじめられていると思ったのだろう。
こうしてこの家の秩序は守られているようだ。その真後ろにいた犬は全く動くことなくじっと見ていただけだけど、みんな違ってみんないいよね。
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