
カプラと呼ばれる木の板を18000個を組み合わせ、半年かけて壮大なるタワーを完成させた男性は、せっかく積み上げたタワーを、ドミノ倒し感覚で、一瞬にして崩落させた。
すべての努力が一瞬にして無になるのは切ないものだが、何の躊躇もなくそれをやってのけた男性は、カプラ界では有名なその名も「カプラ・ベン」さんだ。
完成したタワーも素晴らしいが、ハラハラとカプラが崩れ落ちていく様子も美しい。この映像はタワーの内側から崩れる様子も撮影されている。
カプラ・ベンさんは、高さ50mのカプラタワーを作る計画を進めており、今回崩壊させたタワーは3回目のプロトタイプであるという。
18000個のカプラを使い、2024年11月に作り始め、2025年4月に完成させた美しく壮大なタワーである。
完成してすぐに、ベンさんはこのタワーを崩壊させる様子を撮影した。
タワーの下部につながるように、カプラを並べ、それをドミノ倒しの要領で足で押すと、タワーは上から下にきれいに倒れていく。
栄枯盛衰。どんなに美しい姿を誇っても、形あるものはいつか衰退する。とはいうものの、せっかくきれいに積み上げたのにもったいない!
でも崩れ落ちる瞬間もとても美しく、終わりに近いときこそ輝きを放つのも世の常なのかしら?と思ってしまう。
タワーの内側にカメラを設置しており、中から崩れる様子も見ることができる。
カプラとはオランダ人の、トム・ファン・デル・ブルッヘン(Tom van der Bruggen)氏によって考案された積み木の一種だ。カプラという名はオランダ語の “kabouter plankjes” (小さな板) に由来する。
同じサイズの木板で、釘や接着剤を使わずに積み重ねることで自由な構造物を作れる。創造力やバランス感覚を養う知育玩具として世界中で人気が高い。
木の板ならではの、崩れるときのカラカラという音もまたいい味だしてる。
カプラ・ベンさんのこれまでの創作はYoutubeチャンネル[https://www.youtube.com/@KaplaBen]で見ることができる。