
ヤギの子がカピバラの子のお尻を得意の頭突きでグイグイせめていく。このまま押されると水槽の中だが、カピバラの子は水に入る気分じゃなかったようだ。
押されてもグっと耐える。ヤギの子はどうしてもカピバラを押し出したくて、何度も何度でも頭突きする。
もちろん意地悪しているわけじゃないよ。小さなヤギにとって頭突きはある種の愛情表現だからね。
カピバラを頭突きで押し出したい子ヤギ
奥に見える「忽忽峡動物王国」という看板から察するに、おそらくは中国のふれあい動物園のような場所だろう。
そこで飼育されているカピバラの子とヤギの子のユーモラスなやり取りが来園客によって撮影された。
子ヤギはとにかくカピバラを頭突きで押し出したい。でも子カピバラは押し出されたくない。そんな両者のやり取りが何度も続いていく。
体重的には同じくらい?一瞬押し出されそうになるも、ぐっと耐えたカピバラ。
この力比べは両者引き分けに終わったようだ。
げっ歯類最大を誇るカピバラは温厚な性格で動物界のお釈迦さまとしても知られている。
一方ヤギは愛情深く、異種の動物に対しても強い絆を築くことで知られている。
また、ヤギの頭突きは挨拶や親愛の表現としてよく行われている。特に子供たちの場合、遊びの一環として頭突きをすることがあり、攻撃的な意図はない。
大人のヤギ同士の場合、群れの中での序列を示すためや、自分の力を誇示するために頭突きをすることもあるが、今回のケースは遊びの一環だろう。
一緒のブースで飼育されているようだから、こうやって遊びながら仲良く元気に育ってくれるといいね。