
ペットというとふわモコ系が主流だが、爬虫類や両生類、魚類、さらには昆虫などをこよなく愛する人だっている。ある種の多様性が保たれているのだ。
人の趣味だから何を飼おうと愛そうとかまわないが、公共の場で連れ歩くとなると問題が起こることもある。
タイの街で、男性が愛するペットを頭に乗せて歩いていたところ、「あら、虫がついているわよ」と親切心から払い落とされてしまった。男性の愛するペットはゴキブリだったのだ。
タイの夜市で突然立ち止まった男性の頭にゴキブリが!
事件はタイの北西部にある、カンペーンペットという街で起こった。ナイトマーケットを歩いていた一人の男性が、突然立ち止まり、頭に手をやったりその手を見つめたりと、何か不審な動きをしている。
そこへ右側から歩いてきた1人の女性が、一瞬立ち止まって男性の頭をまじまじと見つめた。そこにはゴキブリがいたのである。
これは取ってあげないと。そう思った女性はおもむろに指を出すと、男性の目出し帽の後ろ頭をピッとはじいて、そのゴキブリを取ってあげたのだが……。
実は男性の飼っている可愛いペットだった?
次の瞬間、男性は奇声を上げながら飛びあがると、女性に罵声を浴びせ、怒鳴り散らしながら被っていた目出し帽を取った。
それから地面に跪くと、自分の頭から跳ね飛ばされたゴキブリに手を差し伸べ、ゆっくりとすくい上げたのである。
なんとこのゴキブリは、男性の大切なかわいいペットだったのだ。
彼はゴキブリが頭から落ちないようにと、わざわざ熱帯のタイの街角で、目出し帽をかぶっていたのだという。
衝撃的な事実にネット界も騒然
この映像は2025年4月25日に、カンペーンペットのFacebookページ[https://www.facebook.com/photo/?fbid=1104507768362820&set=a.451593746987562]で取り上げられ、さらに複数のSNSで世界中に拡散されて、視聴者たちを困惑させた。
- 飼いたいなら飼えばいい。誰も何も言わないよ。でも散歩に連れ出すなら、ペット出ることを示すためにリードをつけたり、箱に入れたりしてほしい。頼むから公共の場に連れて来ないで。こんな風に予期せぬ出来事だって起こるんだ。ペットの安全も考えてあげなよ
- 私はこんなのに遭遇したら真っ先に逃げる。飛んできたらイヤだもの
- この男の人、飛び跳ねた時に自分が可愛いペットを踏み潰しちゃうかもとは思わなかったのかな
- そりゃあ普通は誰も、ゴキブリをペットにしている人がいるなんて夢にも思わないよな
- これって単なる再生数稼ぎのヤラセじゃないの? もし本当のことだとしたら、全然面白くないよ
- 知らない人に触れるなら、ちゃんと許可を取るべき。気にしない人もいるのかもしれないけれど、私は気にする。いきなり体に触れるなんて
- 確かに、最初に許可を取るべきだったね
- 「頭にゴキブリがついてる!」って口で言えば良かったんだよ。そもそもそうしたら触らないで済んだし
- だから外国人にみだりに触れちゃダメなんだよ。パーソナルスペースを尊重しないと
- こんなん、ペットだって言われなきゃわかんないし、言われても理解できないよ!
- ていうか、この男性、一度精神科医に診てもらった方がいいんじゃないかな。彼の態度も普通じゃないよ
- クソ暑いタイで目出し帽を被ってるってさあ……
- 一般常識を持った親切な女性が、男性を助けようとしただけの話
- で、この可愛いペットの名前は何?
この男性はどうやらロシア人らしいということまでは判明したが、どういった経緯でゴキブリをペットとして飼うようになったのかなど、詳細は一切不明である。
また見たところ、害虫として知られているチャバネゴキブリや、クロゴキブリの類ではなさそうだ。
飛べないのとサイズ感からして、ペットとして割と飼われている、動きも穏やかなマダガスカルオオゴキブリの可能性が高いんじゃないかな?
だが今回の問題は、おそらく多くの人が嫌悪感を抱くであろう生き物を、頭の上にのっけただけで繁華街を歩いていたということだろう。
100歩譲って、一緒に散歩がしたかった気持ちは何とか理解するにしても、ゴキブリにとっても連れ歩かれたら負担がかかっちゃうんじゃないの?